京都の祇園・東山エリアに「バンヤンツリー・東山 京都」がオープン。天然温泉もある静寂の空間で京都滞在を満喫
シンガポールを拠点に世界で高級ホテルなどを展開するバンヤン・グループの旗艦ブランドリゾート、バンヤンツリーが日本初進出。京都・東山に「バンヤンツリー・東山 京都」をソフトオープンした。 【写真】京都の街を一望できる、絶好のロケーション。「バンヤンツリー・東山 京都」をもっと見る 「バンヤンツリー・東山 京都」は、60年以上前にこの地で創業、2019年に閉館した「ホテルりょうぜん」の跡地に誕生。清水寺や高台寺、二年坂や三年坂、護国神社や知恩院などにも徒歩圏内という観光スポットの中心に位置しながら、京都市内を一望できる高台の高級宿として、数々の俳優や著名人に愛されてきた。 バンヤン・グループはこのホテルの歴史や資産を次世代に継承するべく、新たなホテルを計画。敷地を囲う石垣をできる限り残すほか、敷地内に自生する苔を工事期間中に培養して石垣にも植えたり、荒廃していた竹林を手入れして復元するなど、かつての美しいホテルの姿を取り戻すよう尽力したという。 ホテル内には前のホテルの時代から愛されてきた、敷地内に湧き出る天然温泉が。こちらの温泉は、大浴場をはじめ、一部の客室や「バンヤンツリー・スパ」のトリートメントルームでも楽しむことができる。滞在時には数々の受賞歴を誇るこのスパも是非利用したい。 全52室のゲストルームは、ホテル全体のデザインコンセプトである“幽玄”を念頭に置きつつ、世阿弥による能楽論『風姿花伝』の中の言葉「秘すれば花」をテーマに掲げてデザインされている。和モダンをベースにした、明るくゆったりとした室内では、大きなヒバの木のバスタブや畳の香りや、天然木の手触り、金箔の輝きなどが五感を満たしてくれるはずだ。
このホテルの建築デザイン監修は隈研吾建築都市設計事務所が担当。東山の自然に溶け込み、京都市内のホテルでは初という能舞台も彼らの手によるものだ。シグネチャーダイニング「りょうぜん」では、この能舞台を眺めながら、地元の新鮮な食材をふんだんに使った、季節を五感で感じられる日本料理を楽しむことができる。 現在はオープンを記念して、2024年10月31日(木)まで限定の宿泊期間となる特別パッケージ「BANYAN TREE OPENING EXPERIENCE」(1室2名利用時¥200,000~)の予約を9月1日(日)まで受付中。1泊につき朝食と、昼食か夕食のどちらか(要事前予約)の2食がついてくるほか、1泊ごとに1室¥15,000のホテルクレジットがもらえたり、次回宿泊時の20%OFFバウチャーや京都駅とホテル間のプライベートハイヤーでの無料送迎などがついてきたりするお得なパッケージとなっているので、チェックしてみてはいかが。 バンヤンツリー・東山 京都 住所:京都府京都市東山区清閑寺霊山町7 電話番号:075-531-0500 https://www.banyantree.com/ja/japan/kyoto text : Shiyo Yamashita