2025年注目のネクストブレイク若手女優10名 広瀬すずと重なる女子高生、抜てき続く10代モデル、『虎に翼』熱演に称賛
3人目は、10代屈指の演技派として業界内で知られる伊東蒼(19)。16年の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』、17年の初主演映画『島々清しゃ』で映画賞を連続受賞。さらに共演した佐藤二朗から「モンスター」と称賛されたこともあった。 その後も朝ドラ『おかえりモネ』(NHK総合)、大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)などに出演するも民放ゴールデン・プライムの主要キャストには縁がなかったが、昨夏ついに『新宿野戦病院』(フジ)に出演。しかも物語の鍵を握る役柄であり、秋には『宙わたる教室』(NHK総合)にもメインの生徒役で出演した。演技力に知名度が追いつきつつあり、子役時代からのキャリアはすでに15年目の今年、飛躍の時を迎えるか。
4人目は、朝ドラ『虎に翼』(NHK総合)でヒロインの盟友・山田よねの少女時代を演じた早瀬憩(17)。壮絶な回想シーンを鬼気迫る演技で演じると、すぐにネット上が騒然となるなど大器のムードを感じさせた。 昨年は6月公開の映画『違国日記』で新垣結衣とダブル主演。ドラマでは『マイストロベリーフィルム』(MBS・TBS)、『ユーミンストーリーズ』(NHK総合)、『からかい上手の高木さん』、『約束 ~16年目の真実~』(読売テレビ・日テレ)、『柚木さんちの四兄弟。』(NHK総合)にも出演して着実に経験を重ねた。特に良ければ継続起用するNHKからのオファーが続きそうなムードが漂っている。
5人目は、女優登竜門の「ポカリスエット」CMに出演した池端杏慈(17)。『nicola』オーディションで1万人超からグランプリに輝いて専属モデルになったが、昨年5月に卒業した際、「女優の道を頑張りたい」と力強く宣言した。するとさっそく11月に映画『矢野くんの普通の日々』に出演。しかも実写映画初出演でいきなりヒロインに抜てきされ、FANTASTICS・八木勇征の相手役を務めた。 振り返ると、女優デビューを飾った22年の『オールドルーキー』(TBS)で演じたのは、「難病から立ち直り、車いすテニスを志す少女」という難役。まだ出演数は少ないが、抜てきされ、難役を任される特別な才能を感じさせられる。