「大好きな日本の海を守る」“掃海” 担う海上自衛隊の女性隊員に密着 “海の爆発物処理” 部隊 通称「EOD」呉水中処分隊とは
機雷は、船に接触して爆発するだけでなく、音や磁気などに反応するものもあります。このため、空気ボンベは磁気を帯びないアルミ製です。 桑村きらり 3等海曹 「鉄のボンベよりアルミのほうが軽いので、わたし的にはうれしいです」 ■部隊のムードメーカー 休日は趣味を楽しんでストレス発散 桑村さんは、仕事の空き時間も自主的に体力トレーニングをしています。 桑村きらり 3等海曹 「潜水器材がすごく重い。筋力あったほうが軽く持てるかなと思ってやっています」 同僚隊員に桑村さんについて聞いてみました。 先輩隊員 長藤大介 2等海曹 「負けず嫌い。(泳力訓練など)最後まで力を出しきる隊員なので、私も負けるところがある」 同僚隊員 中村大介 2等海曹 「仕事の時は厳しいけど、プライベートでは同じ年なので遊んでいる。彼女は(お酒が)強くて、けっこう飲む」 桑村さんは、EODのムードメーカーのようです。 休みの日は、さまざまな趣味を楽しんでストレス発散をするそうです。 桑村きらり 3等海曹 「EODの仕事は、間違いが大きな事故や命に関わってくるので、不安に思うことがけっこうある。疲れているときに来ると(ヨガは)すごく身体と心にリラックス効果がある」 桑村きらり 3等海曹 「海が好きです。プライベートでも来るぐらい好き」 桑村さんは、小学校4年生でスキューバーダイビングを経験したことが、今の自分につながっているといいます。 桑村きらり 3等海曹 「(海の中が)ものすごくきれいで、小4ながらに『人生変わったな』と思ったんです。それがきっかけで…。平和であり続けるように、EDOとしても海上自衛官としても、日本の海を守っていけたらなと」 ■機雷に反応しないように、可能な限り音を立てずに入水 この日、機雷処分を想定した訓練が行なわれました。機雷は、『死なない兵器』と呼ばれます。 上官 上田繁 2等海尉 「発見される爆発物の爆薬は、ほぼ機能しないといわれています。100%そうなのか?というと、状態を見ないとわからないない。動かせるものか、海中で処分しないといけないものかを判断しています」