マツダ、山口県岩国市にEV用電池工場を新設へ 2027年度稼働目指す
マツダが電気自動車(EV)用電池の工場を山口県岩国市内に新設することが2日、分かった。建材メーカーの旭化成建材(東京)の岩国工場跡地を活用し、2027年度の稼働を目指す。パナソニックホールディングス傘下のパナソニックエナジー(大阪府守口市)から材料を調達し、電池に組み立てる。20年代後半に計画するEVの本格的な生産に向けた重要拠点になる。 【地図】マツダの電池工場予定地 工場跡地は約19万平方メートル。国道188号に近い工業団地にあり、工場は23年9月末まで稼働していた。関係者によると、マツダは土地を所有する旭化成(東京)と売買に関する契約を既に結んだという。本社宇品(広島市南区)防府(防府市)両工場のおおむね中間にあり、輸送面でも適地と判断したとみられる。 マツダが国内に工場を新設するのは、1992年に操業を始めた防府第2工場以来となる。従業員は数百人規模になる見通し。
中国新聞社