『おいハンサム!!』映画化記念【MEGUMI×漫画家・伊藤理佐】爆笑ビューティ対談
『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)』が50万部の大ヒット。俳優にして、令和のビューティミューズとの呼び声が高いMEGUMIさんとVOCE連載「女のはしょり道」で自身の美と向き合う大人気漫画家・伊藤理佐さんの対談が実現。美容との向き合い方にそれぞれの違いはあっても、目指すところは同じだった!? 異色のビューティ対談の行方は? 〈画像〉MEGUMI×漫画家・伊藤理佐の「爆笑対談ショット」
会うのは二度目。伊藤さんが初対面で感じたMEGUMIさんの印象は、「山奥で見つけた高級キノコ」
MEGUMIさん(以下、敬称略) お久しぶりです。以前、私が出演している『おいハンサム!!』(ドラマ)の撮影現場に来てくださったとき以来ですね。 伊藤さん(以下、敬称略) お忙しい現場なのにドラマの原作者特権(※)でお邪魔させてもらっちゃいました。大勢の人の中、なんか光っているぞ、と思ったらMEGUMIさんで、山の中でいい高いキノコを見つけたような気分になったのをおぼえています(笑)。 ※『おいハンサム!!』は、伊藤理佐さんの複数の漫画をリミックスして再構築した新感覚コメディ。父・源太郎役の吉田鋼太郎さんを囲む三姉妹、長女の由香を木南晴夏さん、次女の里香を佐久間由衣さん、三女の美香を武田玲奈さんが繰り広げるドタバタ劇を涼やかに受け流す母・千鶴をMEGUMIさんが好演のホームコメディ。4月よりファン待望の続編『おいハンサム!!2』がスタートし、さらに6月21日(金)には映画『おいハンサム!!』が公開! MEGUMI 高級キノコとはうれしい褒め言葉(笑)。実は、あのドラマの撮影時、メイクをほぼしていません。日焼け止めを塗るくらいだから、メイク時間は3分くらいですね。 伊藤 ええ!? 素材がよすぎる。『おいハンサム!!』の放送を初めて見たとき、MEGUMIさんの首の裏を何度も“巻き戻して”見ちゃった。庶民的な母を演じているのだけど、首の美しさが隠し切れていませんでしたから。 MEGUMI そんなところをフォーカスされていたとは! 伊藤 最初、肌がツヤツヤすぎて、こんな美しい母はファンタジ~って思ったけど、どんどん“母感”が増して、4月からスタートした『おいハンサム!!2』では、伊藤家のホントの母にしか見えなくなりました。やっぱり実生活でも母だからっていうのもあるのかな、と。でも、母業をこなしている姿は、全然想像つきません。 MEGUMI いやいや、毎日、フツーに15歳の息子の母親をしていますよ。ごはんつくって、子どもに「プリント出しなさい!」って言って、子どもの学校の委員会とかもやりますし。 伊藤 自分の姿と千鶴(ドラマ内での母の役名)と重なるところはありますか? MEGUMI 私はあんなにできた母ではないですね。 伊藤 千鶴のひょうひょうとした雰囲気と小気味いい発言の数々はたまらないポイント! 実はアドリブだったりするんですか? MEGUMI アドリブは、一切ありません。セリフ、間合いも空気感も……緻密に計算された監督の頭の中を役者は忠実に表現している感じです。最初はアドリブにもトライしてみましたけど、即却下(笑)。残念だと思う反面、ブレることなく自分の世界観を創り上げる監督の強い意思は尊敬しています。 伊藤 監督のこだわりの強さは、撮影現場にお邪魔したときにひしひしと……。居間のセットのテーブルに置いてある芋けんぴが短いことにダメ出しをされていて、長いものじゃないとダメだとおっしゃっていたから(笑) MEGUMI この間は、食卓のちりめんの中のエビだけを集めたいと言っていましたね……。 伊藤 それはかなりの難題だ!(笑)