「市街地と山間地の橋渡しを」物流業界の人手不足解消や災害時の物流網確保に向けドローンで荷物を運ぶ実験
テレビ愛知
プロペラ音を響かせて飛び立ったドローン。医療品や日用品など約2キロの荷物を積んでいます。市街地と山間地の間でドローンを使って荷物を運ぶ実証実験が11月27日に愛知県新城市で始まりました。 この実験は、物流業界の人手不足の補填や、災害が起きたときの物流網の確保などを目指し、愛知県が名古屋鉄道に委託して始めました。狙いはドローンによる物流サービスの安全性やコストなどの洗い出しです。 約25分後にドローンが着陸したのは、離陸した場所から約11キロ離れた山あいの医療機関の近く。運んできた医療品は薬剤師に渡されました。実験は12月26日までの約1カ月間で、1日に3回ほどドローンを飛ばし、発注を受けた荷物を山間地の医療機関や飲食店などに届ける計画です。 名古屋鉄道事業創造部 加地秀さん: 「市街地と山間地の橋渡しを実現できればいいと思う」
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