休日は仕事の視点を持ち込まない。ゴディバのマーケ担当が語る「消費者視点を忘れないための習慣」
┌────────── 『こんな時、先輩ならどうするかな』と考えるようになりました。CRM部はさまざまな部署や立場の人と調整しながら仕事を進めていきます。新しい部署なので、何を目指しているのか伝えていく必要がありましたが、いろんな人の視点や正義があります。 自分だけの考え方に凝り固まらないように、自分とは違う視点や考え方を持つ人の意見を大切にすることを学んだ機会でした。先輩は個性豊かな店長たちを上手くまとめていたので、今更ながら真似ることも多かったです(今井氏) └──────────
Googleポリシーが急な変更! 仕様を変えなくてはリリースできないピンチ
■ [ルール2] 制約の中で何ができるか。0か100ではない決断 今井氏の勤めていたアパレルメーカーは、コロナ禍のあおりを受け急激に状況が悪化してしまう。転職活動をはじめた今井氏は、公式アプリの立ち上げをリードする人材を求めていたゴディバ ジャパンの求人と出会い、応募して10日というスピードで入社を決断した。何が決め手になったのだろうか。 ┌────────── まだ誰もいない部署で、はじめの1人だという話に興味をもちました。アパレル企業のCRM部署立ち上げは、課長がある程度のレールを敷いていて、完全なゼロからのスタートではありませんでした。よりチャレンジングな経験をしたかった私は、一人でゴディバアプリを作ってみたいと思ったんです(今井氏) └────────── 今井氏は入社し、一人でアプリ立ち上げの準備を進めることになった。リリース日も決まり、着々と準備を進めているタイミングで、Googleのポリシーが急に変更になるというハプニングが起きたのだ。ある機能を搭載するなら、アプリの仕様をかなり変えなくてはリリースできない状況だった。 そこで今井氏は、「リリース日に間に合わせるならこの機能の搭載をやめるか、この機能を搭載するならリリース日を遅らせてほしい」と当時の上司に伝えた。しかし、返ってきたのは意外な答えだった。 ┌────────── 『この機能を搭載した上で、リリース日も変えない。ネガティブな姿勢は良くない。』と言われたんです。私は機能を削って軌道修正することが近道だと思っていました。でも、上司の言葉を受けて、自分はネガティブなことを言っていたのかと初めて気が付きましたし、制作会社に相談するなど動いてみたら、自分では描けなかった道筋が見えてきました。結果として予定していた日にアプリをリリースできたんです(今井氏) └──────────