香取慎吾こそ「真のマルチタレント」だ! 中森明菜と奇跡のコラボ、ドラマやMCでも新才覚発揮
香取慎吾(47)に再び時代の風が吹き始めた。世間を驚かせた中森明菜(59)とのコラボ。明菜といえば、1980年代のアイドル全盛期を極めた“レジェンド歌姫”。しかし、2018年に芸能活動を休止して、表舞台から姿を消した。22年に個人事務所を立ち上げて再始動して、翌23年に公式YouTubeチャンネルを開設。今年7月、ファンクラブイベントでファンの前で歌唱したことが話題になった。 【写真】スーツ姿の香取慎吾ら「新しい地図」 そんな明菜が人気絶頂期の88年にリリースした21枚目のシングル「TATTOO」が、11月27日にリリースされた香取のアルバム「Circus Funk」にデュエット版「TATTOO(feat.中森明菜)」として収録された。昭和と平成の世代を超えた国民的アイドルのコラボは、まさに奇跡といえた。 きっかけは、香取の熱烈アプローチだった。新アルバムを構想していたときに明菜のカバーが頭に浮かんで、打診。快諾を得られたあとにツインボーカルによるコラボとして再打診して、実現に至った。同楽曲は先行配信シングルとして11月20日にリリースされ、「オリコンデイリーデジタルシングル(単曲)ランキング」で1位を獲得している。 同アルバムで香取は、明菜と真逆に位置する全く無名の金の卵を起用している。北海道・札幌を拠点にしているスリーピースバンド・Chevonに白羽の矢を立てたのだ。 4月に草彅剛(50)と稲垣吾郎(51)による「新しい地図」のファンミーティングを札幌で開催した際に、突然Chevonを思い出し、現地のイベンターを介してその日に3人を招集。「一緒に曲をつくりたい」とラブコールを送って、ボーカル・谷絹茉優とのツインボーカル曲「Circus Funk(feat.Chevon)」を完成させた。12月11日、香取にとっては9年ぶりとなった「FNS歌謡祭2024」(第2夜/フジテレビ系)で初披露。Chevonにとってはテレビ初出演だったが、この歌唱シーンが個人6.0%、コア6.1%で瞬間最高視聴率をマークした。 同楽曲は、来年1月9日にスタートする香取の主演ドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(フジ系)の主題歌。フジ系連ドラの主演を務めるのは11年ぶりだが、ここへきて神風が吹いている。12月17日に放送された特番「星になったスターたち」(フジ系)では、“大阪の女帝”上沼恵美子(69)とMCで初タッグ。来年1月13日には、萩本欽一(83)と20年以上もMCを務める「欽ちゃん&香取慎吾の第100回全日本仮装大賞」(日本テレビ系)が放送される。 「『新しい地図』はそれぞれが歌手、主演俳優として現在進行形ですが、香取さんの場合はファッション&アートデザイナーとしての才覚にもあふれており、ニュース・情報番組『SmaSTATION‼』(テレビ朝日系)の司会を16年間も務めあげた実績もある。バラエティー、ロケも百戦錬磨で、真のマルチタレントといえます。音楽特番で瞬間最高視聴率を記録したことで、歌手としても再評価。これで“最低男”を見事に演じられれば、25年はまだ見ぬ境地を切り開くでしょう」(エンタメライターの伊藤雅奈子氏) 2016年12月31日のSMAP解散からはや8年。香取に再び時代の風が吹き始めた。 ◇ ◇ ◇ 中森明菜復活の成否は、やはり、香取慎吾にかかっているのではないだろうか。関連記事【もっと読む】中森明菜「完全復活の仕掛け人」と囁かれる人物の名前…NHK紅白で香取慎吾と「TATOO」をコラボか?…では、復活実現へ向けての動きを伝えている。