「ファンの皆さんと獲った優勝」GP切符一番乗りの児玉碧衣、G1決勝のスタートけん制に本音も/ガールズケイリン
netkeirin 連載コラム『児玉碧衣のまだまだ成長中』
ガールズケイリン・児玉碧衣選手のコラム。地元久留米で行われたGI「オールガールズクラシック」を完全優勝し、一番乗りでガールズグランプリ出場を決めました! 今回のコラムではGIの振り返りと、8日に29歳の誕生日を迎え新たな1年の抱負も教えてくれました。 ーーGIオールガールズクラシック、完全優勝おめでとうございます! まずは率直なお気持ちを聞かせてください。 ありがとうございます!! 地元で完全優勝できてホッとした気持ちと嬉しい気持ちです!
ーーティアラカップで「これは獲れるな」と思ったファンも多そうです。ハイレベルな一戦でしたが、一走して手ごたえはいかがでしたか? 体調崩してなかなか戻らなくて焦りがあったし、取手のウィナーズではボコボコにやられたので少し不安はあったんですが、その前に松山での開催ですごく手応えを感じたし、その後の練習でも間に合った感覚があったので自信持って走れました。 ただ地元というプレッシャーも正直あって緊張はしました。でも、ここで負けたらまた練習すればいいと、そう思ってレースに臨めたのでティアラカップは思い切り走れたと思います! あのメンバーで1着になったことはすごく自信になりました。
ーー決勝はかなりのスタートけん制でした。 あそこまでのけん制は初めてです。我慢比べでしたね。みんながSをとることを嫌ってそれぞれが勝つための手段だったと思います。わたしは勝つために絶対我慢すると決めていました。結果的に莉子さんが追ってくれて… 責任を負わせてしまったので申し訳なかったです。 ーーこれでお寺行き(黄檗山萬福寺での違反訓練)と…。 そうですね。お寺には競輪学校卒業してすぐに新人訓練で行ったんですが、違反訓練は初めてです…。
ーー道中もほかの選手から警戒されていました。勝因はどこにあったと思いますか? 体調崩したときになんかいろんな負の気持ちが出てしまって、色々と嫌になったりしたんですよ(笑)。でも、ウィナーズで屈辱を味わって次の日から練習もして、なんか気持ちの面も整理がついたというか、また頑張らないとって思って。 オールガールズに向けて練習をしてきたので自信持って走れたということと、やっぱりお客さんの声援じゃないかな。いつもたくさんの声援をいただけるんですけど、今回の久留米はほんとに大声援でパワーをすごくもらいました。応援してくれるファンの皆さんと獲った優勝ですね。 ーーこれでガールズグランプリ一番乗りですね。年末まで、どんなことを考えて走ることになりそうですか? 去年、パールカップを獲って気持ちが切れてしまって、なかなかそのあと成績が良くなかったので、今年は気持ちを切らさずグランプリまで突っ走りたいです。 だらけることなく、メリハリつけて練習とレースと走りたいと思います。 ーー地元・久留米でのGIでアドバンテージは感じましたか? 普段から練習しているバンクなので走り慣れているというのはありました! それに、私を応援してくれるファンの方がたくさんいるんだなと改めて感じられた開催でもありました。
ーーオールガールズクラシックのあとは小倉を走りました。最終日は29歳の誕生日を完全Vで飾りましたね! 20代ラストイヤー、どんな1年にしたいですか? 29歳になってもまだまだ元気に頑張ります! 私の目標、憧れである倖田來未さんは今年41歳。それでも鳥肌が立つほど興奮する、勇気や元気をくれるパフォーマンスをいつもファンに届けてくれます。私もそんな女性になれるよう突っ走りたいです!!!!