会議室に響くうめき声…「生理痛」を男性が疑似体験
九州朝日放送
女性の誰もが経験する痛み、それが「生理痛」。 仕事中辛くても男性の多い職場では言い出しづらい経験ありますよね。 男性に理解を深めてもらう研修会が開かれました。 「痛い痛い…」会議室に男性たちのうめき声が響きます。 「誰もが働きやすい職場づくり」を進める医薬品会社ファイザーが今年始めた社員向け研修、それが「生理痛疑似体験研修」です。 対象は主に管理職。 電気を流して、生理痛に近い痛みを疑似体験しますが… 体験した男性社員たちは「痛い『中』でも痛い」「集中は出来ないですね」「相談されたらすぐ休みなさいって言いたくなる」と口々につらさを訴えます。 記者も体験してみますが…。 「息吸うのもなかなか、ほんと女性大変ですよ」 痛みにもがく男性の一方、女性社員は「痛みはもっとずっと続くよなと思いながらもっとつらいよなぁと」 ファイザーの担当者は「体験をする機会を通した方がよりお互いを思いあえることに繋がるんじゃないか」と話します。 みんなで歩み寄って行ける社会へ。 ファイザーでは「上司に相談しやすくなった」などの声が増えているそうです。
九州朝日放送