隣の部屋からの「スピーカー」の音漏れがひどいです。眠れなくなるので対策したいのですが、なにかよい方法はあるでしょうか?
生活音でも気になるもの
騒音はデシベル(db)という単位で表現されますが、一般的に59デシベルを超えるとうるさく感じるといわれています。では、50デシベルを超える身近な音として挙げられるのは、家庭用エアコンの室外機です。 なお、洗濯機や掃除機は65デシベルに相当するため、深夜に使用すれば隣の部屋の住民が不快に感じる可能性が高いでしょう。また、人の話し声でも60デシベルに相当する場合もあるため、スピーカーの音が騒音と感じてもおかしくありません。
隣の部屋の音が気になる場合は
隣人の生活音が気になる場合、管理人や管理会社に連絡して注意を促してもらうこともできますが、「隣人に気まずいからなるべく大ごとにはしたくない」と考える人もいるでしょう。その場合には、まず自分で取り入れられる音漏れ対策をしてみましょう。 ■遮音シート 遮音シートは、音を遮る効果があるため、音漏れのある壁に取り付けることで、音の遮断が期待できます。本格的な6メートルのシート状のものは、5000円ほどで販売されていますが、まずは手軽にためしてみたいという方は、100円ショップでも防音・遮音に効果的なシートやアイテムを手に入れることが可能です。 ■遮音カーテンを取り付ける シートの取り付けよりも気軽に行える対策が、遮音カーテンの取り付けです。賃貸の場合も突っ張り棒を活用して、音が気になる壁に穴を開けずに設置できます。Webサイトでは、2000~6000円程度で必要なサイズを購入できます。 ■イヤーマフや耳栓 寝る時間だけでも、なるべく音を遮りたいと考えている場合には、イヤーマフや耳栓を使うのがおすすめです。シートの取り付けのように大がかりな作業をせず、気軽に防音対策ができます。耳栓は100円ショップでも購入できます。また、高遮音のイヤーマフはWebサイトでは2000円程度で購入可能です。
自己対策でどうにもならない場合は大家さんにも相談を
戸建て住宅とは異なり、アパートやマンションでは隣人との距離が近いため、ある程度の生活音は仕方ありません。そのため、自分でできる範囲の対策で、少しでも快適な生活を手に入れましょう。 しかし、深夜に音がして眠れないなど深刻な場合は、ストレスや睡眠不足で体調を崩す恐れがあります。そうならないためにも、大家さんや管理会社に相談して注意を促してもらうのが得策です。通報者を特定されたくない場合には、個別の周知ではなく、マンション全体への周知に留めてもらうなどの配慮もお願いできるため、まずは相談してみてください。 出典 総務省「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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