恋にはサプライズローズが必要だ! いまいち恋愛に発展しないあなたに『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3が教えてくれること
冷静な現代人が「トゥクン」するには
亜樹さんには、亜樹さんの考えがあって簡単にはサプライズローズを渡さなかったのだろう。いたずらに男性たちの競争心を煽る気もないのだろうし、それでこそバチェロレッテ!という気がする。 ただ、もしあなたが「恋愛したい」気持ちがあるなら、サプライズローズは自分の本心の2割増しであげるといいと思う。ここでいうサプライズローズとは、「あなたのことを特別に思っています」という言葉や態度のことだ。 賢く、思慮深く、誠実なあなたはもしかしたら、「まだほんのり気になってるくらいなのに、気をもたせるのはよくない」とか、「これが真実の愛かどうか、確信してからじゃないと相手にも失礼」とか、思うかもしれない。 でも、普段パソコンとにらめっこしている冷静な現代人たちが、「トゥクン」だの「きゅん」だの尋常ならざる精神状態に発展するためには、勢いが必要だ。今回、なかなか恋愛が生まれなかったのは、男性陣たちもハイキャリアでスマートな人が多かったせいもある気がする。亜樹さんへの気持ちをズバッと言い切るいい意味での無鉄砲さが感じられなかった。こっちが冷静なら、相手も冷静。ますますサプライズローズが必要だ。 「この人、ちょっといいかも……」と思ったら、自分からLINEを送ってみたり、そこに絵文字をつけてみたり、3秒見つめたのち、目をそらしてみたり、みんなの前で褒めてみたり、わかりやすくアプローチしよう。その後、「やっぱり違った!」と思ったら、引き返せばいいだけ。 なお、肝に銘じてほしいのは、自分からアプローチすることは、「負け」ではないということ。あなたは気高いバチェロレッテ。サプライズローズは、世の男性にあなたという素晴らしい女性と付き合うチャンスを授ける行為なのだ。
■『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3 Prime Videoで独占配信中 一人の独身女性(バチェロレッテ)が、個性あふれる男性参加者たちとゴージャスなデートを重ねながら〈真実の愛〉を見つけ出す恋愛リアリティー番組。私の推しは櫛田さん。山本一成さんがいじめられた経験を男性陣の前で話し、その後、男性陣たちの間で熱い友情が培われ、トラウマを克服するサイドストーリーにも感動しました。 ©2024 Warner Bros. International Television Production Limited. All Rights Reserved
文:清 繭子