あさこさん(瀬奈じゅんさん)の芸能生活30周年記念コンサートを終えて。夢のような時間をもう一度振り返る
◆最高のトリオ そんな独特な雰囲気がもっと色濃くなっていて、あっという間に劇場はアンニュイなゆうひさんの世界に変わりました。 直前に、瀬奈じゅんさんと霧矢大夢さんと3人で爆笑のトークを繰り広げていたとは思えないほど、空気をガラリと変え、引き込まれました。 舞台袖から眺めながら、懐かしさと感動で胸が熱くなりました。 歌唱力がますます素晴らしくなっていた霧矢大夢さん。 彼女の歌声と関西弁が懐かしく、思わず笑顔になります。 大好きな3人の並びをまた舞台で見れるなんて。 しっかりものの霧矢大夢さん、段取りを間違えるゆうひさん、すかさず突っ込むあさこさん。 最高のトリオでした。
◆早く来すぎた2日目の朝 2日目、12時半公演なのに張り切り過ぎて9時前に楽屋入りをした私。 早すぎてまだ楽屋は開いていませんでした。 劇場付近に人もなく、劇場前にある瀬奈じゅんさんのポスターの前で2ショット写真を散々撮って時間をつぶしました。 そんな早く来すぎた2日目の朝、もう一人早く来られた方がいました。 春野寿美礼さんでした。 オサさん(春野寿美礼さん)とは組が違ったので、あまり接点もなく、そんなにお話したこともありませんでした。 「おはようございます。ずいぶん早いですね」と話しかけると、 「だってもう始めないと私間に合わないんだもん。リハーサルもあるし」 常にすっとしているイメージだったので何だか意外でした。 「そう見えるから誤解されやすいの」と笑いながら話してくれました。
◆圧倒的な存在感 楽屋ではそんな感じのオサさんでしたが、舞台に登場して歌い出した瞬間から圧倒的な存在感を放っていました。 どこまでも飛んでいくのびやかな歌声は健在で、劇場中に響き渡っていました。 時間を大幅にオーバーしたあさこさんとの兄弟のような爆裂トークも、最後に締めるところはきちんと締め、あさこさんに愛のあるメッセージを送ったところも素敵でした。 そんな2人の中に入っていける大鳥れいさんは大物です。 出番前もあさこさんとオサさんを舞台袖から温かく見守っていました。 どんと構えながらも、いろんなところに気をまわし、空気を読みながら、きちんとスマートにオチを入れる本物の関西人です。 同期ながらも尊敬してやまない人です。
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