モウリーニョ電撃解任のローマ、後任としてレジェンドOB招聘へ!現地紙が報道「あとは正式発表だけ」「双方の心からの選択」
「トッティと共にクラブの象徴」
イタリアの名門ローマは1月16日、ジョゼ・モウリーニョ監督の退任を発表した。 60歳のポルトガル人指揮官は、2021年5月にローマの監督に就任し、1年目にヨーロッパカンファレンスリーグ制覇、2年目にヨーロッパリーグ準優勝に導いた。しかし、3年目の今季はなかなか調子が上がらず、直近の公式戦5試合でわずか1勝に留まるなか、不本意な形で別れを告げることとなった。 現地ジャーナリストが選ぶ「過去20年のローマ・レジェンドTOP10」を厳選ショットで振り返り!スクデット獲得に貢献した中田英寿の秘蔵写真も! クラブは「新指揮官に関する情報は近日中に発表する」と伝えているが、現地紙『Gazzetta dello Sport』によれば、後任はレジェンドOBのダニエレ・デ・ロッシ氏でほぼ決まりのようだ。 同紙は電撃解任のリリース直後に「ローマはデ・ロッシを選んだ」と題した記事を掲載し、「あとは正式発表だけ」と報じている。 「モウリーニョに強い愛着を持つ人々から拒絶されるのを避けるために、クラブができる唯一の選択だ。デ・ロッシは、2019年夏の別れから4年後、トリゴリア(ローマの練習場)に戻ろうとしている。それは双方の心からの選択である。デ・ロッシは、(フランチェスコ・)トッティと共にクラブの近年の歴史の象徴であり続けているからだ。 デ・ロッシ側としては、この状況をマネジメントするのは確かに容易ではない。だが、クラブに対する感情移入度は非常に高く、間違った選択をするリスクを冒してでも、この挑戦を受け入れるだろう。もちろん希望は、全てが上手くいき、望んだ形になることだ。両者が求め、欲した。共に再出発するために」 長きに渡りローマの看板選手として活躍した元イタリア代表MFは、ボカ・ジュニオルスで現役引退。その後、イタリア代表のテクニカルスタッフなどを務め、指導者としてのキャリアを積んでいた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部