バイエルンがランスDFケヴィン・ダンソ獲得を検討 手薄な守備陣の補強に着手か
オーストリア代表の大型CB
ウインターブレイクに入っていたブンデスリーガは今週末から再開し、バイエルン・ミュンヘンは11日(現地時間)に日本代表DF板倉滉らを擁するボルシアMGとの対戦を予定している。 注目の上位対決は一方的な展開に バイエルンがライプツィヒに5発大勝 2位レヴァークーゼンに4ポイントの勝ち点差をつけて首位で今シーズン前半を終えたバイエルンだが、2シーズンぶりのリーグタイトル奪還に向けて不安要素がないわけではない。 なかでも守備陣の補強は喫緊の課題と言える。今シーズン開幕前にヨシプ・スタニシッチがレンタル先のレヴァークーゼンから復帰し、さらにシュツットガルトから伊藤洋輝を獲得したものの、両選手とも怪我による長期離脱を余儀なくされ、現在センターバックのバックアッパーがエリック・ダイアーのみという状態になっているからだ。 こうした状況から、ドイツ紙『tz』によると、バイエルンはフランスのRCランスに所属するケヴィン・ダンソの獲得に興味を示しているという。 オーストリア代表にも名を連ねるダンソは、アウクスブルクでプロデビューを果たした後、2021年8月に5年契約でランスに加入。身長190㎝、体重85㎏の体躯を活かした対人守備の強さが武器のセンターバックで、バイエルン以外にもローマ、ユヴェントス。フェネルバフチェが動向を注視しているとされる。 他のクラブも獲得候補としてリストアップしていることに加えて、ダンソが2027年6月末までランスとの契約を残していることから、どれだけの移籍金を提示できるかが交渉成立のカギとなるのは間違いない。ドイツメディア『Transfermarkt』によると、ダンソの市場価値は2500万ユーロ(約41億円)となっていて、この金額が交渉開始の最低ラインになるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部