慌ただしい生活の中で見失う”余白”大切さを体感する「ぼーっとする大会」 大学生が誘致し多くの人が行き交う駅ビルで実現
若い世代やビジネスマンが利用する、コワーキングスペースやカフェなどに大会のチラシを置いてもらうよう交渉しました。 大会で使う備品の準備も手がけました。 作ったのはスタッフに頼み事がある時に使うカード。 青は飲み物、黄色はうちわ、それぞれ求めるものは違います。 北九州市立大学3年・末廣和音さん 「足つりそうだからマッサージお願いしますみたいな、叫んだらぼーっとしてないじゃないですか、さらっとこうやって上げたら、スタッフが寄ってきて対応してくれるという」 北九州市立大学3年・末廣和音さん 「(Q本番だけどどう?)緊張しています。うまくやります」 大会には福岡県の内外から28人が参加しました。 北九州市から参加 「ありのままの俺で来ました。普段は虫などを捕っています」 春日市から参加 「普段仕事に追われて忙しすぎたので、1時間ぼーっとしたいなと思ってやって来ました」 審査は、観客による「最もぼーっとしている人」への投票の数と、心拍数の変動の少なさの2点で行われます。 観客(大人)「かなりぼーっとしています。眠そうな目元で」 観客(子供)「何もうごいていない」 観客(大人)「皆さんすごいぼーっとしている感じがするので、見習いたいと思います」 ぼーっとする1時間が終わりました。 100人以上の投票を踏まえた審査の結果、上位3チームに来月東京で開催される本戦への出場権が与えられました。 1位・門田里美さん 「晩ご飯何食べたかなとか1週間の振り返りをしたりしていました。ぼーっとし慣れていないので逆に良かったのかもしれないです」 多くの人が行き交う駅ビルの中で数十人がぼーっとするという異様な光景が広がった今回の大会。 慌ただしい生活の中で見失いがちな「余白」の大切さを訴えかけました。 北九州市立大学3年・末廣和音さん 「うまくいって良かったです。(Q末廣さんにとってぼーっとするとは?)プラスになるためにぼーっとするのかなと思いますね、行き詰まっている時にぼーっとすることによって新しいアイデアだったり人間関係もそれで良くなるのかなと思います」
RKB毎日放送