【セリエA第31節プレビュー】CL出場権争う5位ローマと7位ラツィオによるダービー
代表ウィーク明けの前節、トゥドール監督を招へいしたラツィオがユベントスをラストプレー弾で退け、初陣を飾った。そして首位インテルがエンポリに快勝し、スクデットまで11ポイントとしている。迎える第31節、5位ローマ(勝ち点52)と7位ラツィオ(勝ち点46)によるチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うローマ・ダービーが行われる。 ローマは前節、負傷明けのFWディバラが終盤出場だった中、敵地でのレッチェ戦をゴールレスドロー。守勢の展開だったため妥当な結果に終わった格好だ。ダービーに向けてはディバラが先発復帰予想。ベストメンバーでラツィオとのシックスポインターに臨める点はプラスだ。 対するラツィオは前節ユベントス戦、終始主導権を握った中、ラストプレーのDFマルシッチ弾で劇的勝利。火曜に行われたコッパ・イタリア準決勝ではユベントスとの再戦で先勝を許したが、トゥドール体制で復調の気配が漂う。初陣となったセリエAのユベントス戦でボランチとして先発したMF鎌田は球際の局面で厳しさを見せた他、ボールタッチも多く現地では高評価だった様子。ダービーでもスタメンの機会を得られるかに注目だ。 続いて3季ぶりのスクデットまで11ポイントに迫った首位インテル(勝ち点79)は月曜に14位ウディネーゼ(勝ち点28)と対戦。インテルは前節エンポリ戦、守護神のゾマーをケガ明けにより温存した中、2-0でシャットアウト勝利とした。隙のない戦いが続く中、格下ウディネーゼに足をすくわれることはなさそうだ。 公式戦6連勝の2位ミラン(勝ち点65)は13位レッチェ(勝ち点29)と対戦。ミランは前節フィオレンティーナ戦、DFテオ・エルナンデスを出場停止で欠いた中、2-1で競り勝った。幾つかピンチもあったが、勝ち切ってしまうのが今の好調ミラン。木曜にはヨーロッパリーグのローマ戦を控えるが、連勝を7に伸ばして向かえるか。 4位以降の後続が迫る3位ユベントス(勝ち点59)は10位フィオレンティーナ(勝ち点43)と対戦。前節ラツィオに敗れたユベントスは、前述のように火曜に行われたコッパ・イタリアではラツィオにリベンジする形で先勝とした。アッレグリ監督の解任論が騒がれ始めていた中での勝利で流れを変えられるか。ゴールを挙げた2トップのヴラホビッチとキエーザに引き続き期待が懸かる。 最後にアタランタの前に完敗し、カルツォーナ体制ではリーグ初黒星を喫してCL出場権獲得が大きく遠のいた8位ナポリ(勝ち点45)は11位モンツァ(勝ち点42)と対戦する。 ◆セリエA第31節 ▽4/5(金) サレルニターナ 2-2 サッスオーロ ▽4/6(土) 《22:00》 ミランvsレッチェ 《25:00》 ローマvsラツィオ 《27:45》 エンポリvsトリノ ▽4/7(日) 《19:30》 フロジノーネvsボローニャ 《22:00》 モンツァvsナポリ 《25:00》 ヴェローナvsジェノア カリアリvsアタランタ 《27:45》 ユベントスvsフィオレンティーナ ▽4/8(月) 《27:45》 ウディネーゼvsインテル
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