「名古屋マリオットアソシアホテル」の裏側 枕、リモコン、いすの位置 鬼の客室チェック担当に密着
名古屋駅直結の高層ホテル「名古屋マリオットアソシアホテル」(名古屋市中村区)。2000年に開業し、「株式会社ジェイアール東海ホテルズ」が運営。2023年9月に1泊100万円超えの豪華スイートルームを誕生させた元気なホテルだ。 【動画】「名古屋マリオットアソシアホテル」に潜入!初公開の裏側も そんな名古屋マリオットアソシアホテルには“わが社の星”がいるという。客のために丁寧なサービスを提供するエース社員を直撃した。
少しのズレも許さない!客室チェック係
最初に紹介する"わが社の星"は、宿泊部客室管理グループの岩崎泰治さん。客室管理グループとは、清掃スタッフにより一度清掃が済んだ部屋を再度点検する重要な部署。岩崎さんは部屋をチェックして8年、通称「鬼チェックの岩崎」と呼ばれ、アメニティの位置やタオルのよれ、拭き残しなどを絶対に見逃さない。
例えば、清掃スタッフがベッドメイキングを済ませたこちらのベッド。一見何の問題もなく見えるが、岩崎さんによると「枕がベッドの中心から少しだけずれている」とのこと。よく見ると、わずか5センチほど枕が左側にずれている。
他にも、椅子は真っすぐ並んでいるか、リモコンはテレビに対して中心かつ平行に置かれているか、ティッシュボックスから適切な量が出ているか…チェック項目は100個以上あるという。
クリーニングルームでは、100種類以上の制服を管理している。
従業員食堂もあり、社員ならランチがなんと300円! 激安価格だが、ホテル内のレストランのスタッフも、「安いのに高クオリティー」と絶賛する。食堂でランチをしている従業員の中にも、"わが社の星"が。
「名古屋マリオットアソシアホテル」の52階、「フランス料理 ミクニナゴヤ」で働くのは、料飲宴会サービスグループの古田愛乃さん。難易度の高いソムリエ試験を20代で一発合格した、神の舌をもつ"わが社の星"だ。 「ミクニナゴヤ」といえば、フレンチの巨匠・三國清三シェフがプロデュースするミシュラン一つ星店。ワインセラーには1本250万円の高級ワインをはじめ、約1500本のワインが保管されている。