茶谷、木戸氏一騎打ち 七尾市長選告示、27日投開票
任期満了に伴う七尾市長選は20日告示され、届け出順に再選を目指す現職の茶谷義隆氏(59)=魚町=、前市議で新人の木戸奈諸美氏(50)=矢田町=がいずれも無所属で立候補した。両氏とも能登半島地震からの復旧復興を最優先課題に挙げており、衆院選と同じ27日の投開票に向け一騎打ちの選挙戦に突入した。 茶谷氏は子育て施策の充実や国際会議誘致などの実績をアピールし、関係人口拡大や観光リゾート化の推進を掲げる。木戸氏は現市政の震災対応が不十分と指摘し、国、県との連携強化や市民に寄り添った対話重視のまちづくりを訴える。 27日は4年前の前回市長選と同じ35カ所に投票所が設けられ、午前7時~午後8時に受け付ける。 期日前投票は21~26日に市役所と田鶴浜、中島、能登島の各地区コミュニティセンター、24~26日に七尾サンライフプラザで実施する。22、23日は応急仮設住宅4カ所にバスの車内で投票できる移動期日前投票所を設ける。 木戸氏は立候補に伴い、市議を自動失職した。 ●七尾市長選候補者 ■茶谷 義隆 59 無現 1990(平成2)年、近畿大法学部卒。金沢国税局などを経て、七尾市内で税理士事務所を設立。北陸税理士会理事などを歴任し、2020年10月の市長選で初当選した。七尾クリエイト代表。同市魚町4 ▽選挙事務所 七尾市大手町35。電話0767(58)3607 ■木戸奈諸美 50 無新 前七尾市議。1995(平成7)年、公立能登総合病院附属看護専門学校卒。看護師として同病院などに勤めた後、2021年10月の市議選で初当選し、市議会総務常任委員長を務めた。同市矢田町2の41の4 ▽選挙事務所 七尾市神明町ロ6の1。電話0767(58)3977