和歌山に新名物「竜王天丼」誕生 藤井竜王の一手で太刀魚が竜に昇華
うどんとおにぎりの店「紬(つむぎ)」(和歌山市八番丁、TEL 073-488-1774)が11月29日、藤井聡太竜王が昼食で食べた「太刀魚一本揚げ丼」を「竜王天丼」に改称した。(和歌山経済新聞) 【写真】「太刀魚一本揚げ丼」から「竜王天丼」に改称した天丼 「太刀魚一本揚げ丼」は年始から提供を始めた商品で、有田漁港で取れたタチウオと季節の野菜の天ぷらに、特製おろししょうゆだれをかけた天丼。11月27日・28日に和歌山市で開催された第37期竜王戦第5局で、藤井聡太竜王が昼食に選んだことにちなみ改称した。 今年8月に和歌山市が、同対局で藤井竜王と佐々木勇気八段に提供する「勝負めし」「勝負おやつ」「勝負ドリンク」を公募し、「勝負めし」として応募総数68品から選ばれた11品の一つとして、メニューブックに掲載されていた。同店を運営する「TABLOCAL(タブローカル)」(中之島)社長の奥畑公康さんによると、26日夜に和歌山市から同店に電話があり、28日の藤井竜王の昼食として提供が決まったという。 奥畑さんは「電話をもらったときはうれしくて声を上げて喜んだ。藤井竜王が食べ、和歌山対局を制したので縁起の良いメニューになった」と話す。「竜王戦以降注文が増えている。県外からもわざわざ食べに来るファンもいる。タチウオは海のドラゴンとも呼ばれるので、まさに竜王の名にふさわしい」と笑顔を見せる。 価格は小うどん付き1,100円。営業時間は、月曜~金曜=11時30分~14時、17時30分~21時、土曜=11時~14時。日曜定休。
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