『トランスフォーマー/ONE』声優キャストに中村悠一、木村昴、玄田哲章ら 吹替版予告も
9月20日に日米同時される『トランスフォーマー』シリーズの3DCGアニメーション映画『トランスフォーマー/ONE』の吹替版声優として、中村悠一、木村昴、木村良平、玄田哲章の出演が発表され、あわせて日本語吹替版予告編が公開された。 【写真】『ねこのガーフィールド』で保護ねこたちのリーダー的存在であるモーリスを演じる木村昴 本作は、『トイ・ストーリー4』のジョシュ・クーリーが監督を務める『トランスフォーマー』シリーズ最新作。ヒーローとヴィランの友情秘話や、トランスフォーム能力の起源、そして次第にしのび寄る戦乱の影と、トランスフォーマー史上最大の決戦と言われる、サイバトロン星の戦いが描かれる。 若かりしオプティマスプライムの声を担当するのは、『マイティ・ソー』シリーズや『アベンジャーズ』シリーズでソー役を務め、『マッドマックス:フュリオサ』にも出演したクリス・ヘムズワース。メガトロンの声を『ゴジラ×コング 新たなる帝国』のブライアン・タイリー・ヘンリー、エリータ-1の声を、『アベンジャーズ』シリーズや『ブラック・ウィドウ』のスカーレット・ヨハンソンが担当する。そのほか、キーガン・マイケル・キー、ジョン・ハム、ローレンス・フィッシュバーンがキャストに名を連ねている。 日本語吹替版声優キャストは、7月16日夜に配信された映画『トランスフォーマー/ONE』 特別配信番組の中で発表された。『呪術廻戦』の五条悟などで知られる中村は、最強のトランスフォーマー・オプティマス(オライオンパックス)、『THE FIRST SLUM DUNK』の桜木花道などの木村昴は、固い信念と己の正義に突き動かされるもう一人の最強のトランスフォーマー・メガトロン(D-16)を演じる。さらに、シリーズでもお馴染みの木村良平が、彼らと行動を共にするバンブルビー(B-127)役を担い、ちょっとズレたマシンガントークをコミカルに繰り広げる。そして、約40年に渡りオプティマス役の声を務めた玄田は、本作では彼らの“秘めた力”=トランスフォーム能力を解き放つアルファトライオンを演じる。 特別配信番組に出演した中村は、「まさか若かりし頃のオプティマス・プライムを演じさせていただけるとは。どうやったら自分が玄田哲章さんの声になるんだろう?(笑)と驚きましたけれど、頂いた台本を読んで、まだまだ経験が浅く、青さや未熟さがあるところから始まるので納得がいきました」と語った。 さらに、「お調子者な雰囲気もあり、この映画の中で成長し、メガトロンとの関係性も含めて変化していく様がすごく丁寧に描かれて、他にも個性的なキャラクターが沢山登場するドラマには本当に引き込まれる。アクションは軽やかなうえに迫力も凄い」と、自身が演じるオプティマスや作品の魅力も明かした。そして最後に、「映像も音響も、迫力ある映画館のスクリーンが一番。この世界に浸ってほしいです」とコメント。 同じく特別配信番組に出演した木村昴は、「新作のお話をいただきたとき、(トランスフォーマーシリーズに)これまでもずっと登場しているメガトロンの役だと聞いて、どういうこと?? と...(笑)」と出演が決まった時は、戸惑いがあったことを明かした。その上で、「すでにめちゃくちゃイメージがあるので、初めは役作りも迷いましたが、オプティマス・プライムとメガトロンがまだ何者でもなかった頃が描かれると聞いて、トランスフォーマーファンとして『観てえ!』と思った。オプティマスとの友情の先に、いま皆が知っているメガトロンへとなぜ変わってしまうのか、そのエピソードが今回じっくり描かれ、演じながらすごく興奮したのを覚えています」と振り返った。 そして、「やっぱりこのシリーズは、トランスフォームするときの映像ギミックのカッコよさが素晴らしくて好きだけれど、今回は(トランスフォームの能力を手に入れたばかりで)そこがまだ上手じゃない、スムーズじゃない様子にもとても興奮した。トランスフォーマーシリーズの原点の物語なので、ファンの方はもちろん初めて観る方にも良いです」と見どころを語った。 音響監督を務めた岩浪美和は特別配信番組の中で、「トランスフォーマーシリーズには長いこと関わらせて頂き、オプティマスとメガトロンの出会いから描く『トランスフォーマー/ONE』が作られると聞いてとても期待していたなか、実際に映像を観させて頂いたら、めっちゃめちゃ面白いんです。オプティマスとメガトロンの友情は、バディフィルムとしても凄い。男が観れば燃える、女性だったらキュンとするアツい展開が待っている」と本作の見どころを力説。 また、中村と木村昴のキャスティングについて、「映画会社の方とも色々ディスカッションして、中村さん、木村さん、このお2人の組合せだったら、きっと将来もオプティマスとメガトロンを上手に演じていただけると、みなビシッときた」と明かした。そして「“音”も本当に凄い、映画館で観ないと、(映像や)音の迫力は100%感じていただけないので、是非劇場でご覧ください」と締めくくった。 木村昴が演じるメガトロンについて中村は、「泥臭く、人間臭い感情を持っているキャラクターが、悪へと変わっていくまでの面白さを魅せているお芝居。昴くんのお芝居と、終盤の落差に特に注目です」と注目ポイントを挙げた。 一方の木村昴は、中村が演じるオプティマスについて、「最初に声を聴いて、『カッコイイな……』と思いました。物語のスタートとゴールで、ほぼ別人と言っていいほどの成長を遂げ、中村さん演じるオプティマスが、どんどん頼もしくヒーローになっていくところを皆さんにご注目してほしいです』とコメントした。 あわせて特別配信番組でお披露目された日本語吹替版予告も公開。中村や木村昴ら声優陣の演技が収められている。なお、中心キャラクターの1人であるエリータ-1を含めた声優キャストが後日発表される予定だ。
リアルサウンド編集部