いつも「二番手の彼女」にしかなれない38歳。【本命】になって結婚したいけど、妥協は必要? 自分の理想を貫ける⁉
25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。 【データ】男性・女性の未婚率の推移、30~40代女性の結婚願望は? アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。 今回は、いちばんに大切にしてもらえずに悩む女性の婚活ストーリーを紹介します。 ※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。 働く女性の婚活百景 #14
もうひとりの交際相手にフラれた彼をなぐさめる「二番手」の彼女
U子さんは、食品メーカーに勤務する38歳。 「40歳になる前に、真剣に婚活をしたい」と私のところへ相談に訪れました。 U子さんの悩みは、「いつも二番手の女になってしまって、自分だけを大事にしてくれる相手とつきあったことがない」ということでした。 20代の頃におつきあいしていた同い年の彼には、U子さんのほかにもつきあっている相手がいました。そのことを知ったのはつきあって半年以上たってから。共通の知り合いから聞いて、U子さんは愕然とします。 そういえば、彼とは毎週末に会えるわけではありません。彼が空いている日にU子さんの家にやってきて、一緒に過ごしています。彼が来ない週末は、友達に会ったりひとりの時間を楽しんだりしているので、そのことを不満に思うことはありませんでした。 しかし、ほかにつきあっている人がいるというなら話は別です。「その人とは別れてほしい」と何度か伝えましたが、彼が変わることはありませんでした。 ある晩、彼が憔悴した様子で部屋にやってきました。もうひとりの交際相手が結婚することになって、彼はフラれてしまったのだそうです。あろうことかU子さんの前で泣きながらそのことを告げる彼。U子さんは、内心「それを私に言う?」と思いながらも、ついうっかり慰めてしまったそうです。 その彼とは、3年ほどつきあった後に別れました。原因は、彼が別の女性と結婚することになったから。U子さんは、終始「二番手」の彼女のままだったのです。