能登半島地震の被災地へ 復興応援ツアー始まる 900人超が予約
日テレNEWS NNN
能登半島地震の被災地の現状を知ってもらう「復興応援ツアー」が、4日から始まりました。 ◇ 震災から8か月。 テレビ金沢 平田真彦記者 「関東からのツアー観光客を乗せた飛行機が、初めて能登に到着しました」 やってきたのは「復興応援ツアー」のお客さんです。このツアーは県と大手旅行会社が連携して企画したもので、初回の4日は、首都圏から33人が参加しました。 ツアーは1泊2日で、1日目の4日は珠洲市の珠洲岬や穴水町の能登ワインの工場などを見学。復興を目指す被災地の現状を、知ってもらう狙いがあります。 阪急交通社 小嶋隆太郎さん 「地震のあとに初めて来るお客さん、いっぱいいらっしゃると思う。楽しんでもらいながら、現状を見てもらえればなと思う」 ランチに訪れたのは、珠洲市に6日オープン予定の仮設店舗。ツアー客限定で、ひと足早く営業を始めました。 すずなり食堂 坂本信子代表 「きょう皆さまに、能登の味を楽しんでいただこうと思っています」
振る舞われたのはブリやイカなど、海の幸をふんだんに使った「能登福幸丼(ふっこうどん)」 東京からの観光客 「とてもおいしかった。旅行で少しでも手助けになれば」 横浜からの観光客 「ここに来て色々、産地のものをまた買って、おうちで楽しめたら、少しは力になれるのかなと」
一方、ツアー客を受け入れる地元の店は… すずなり食堂 坂本信子代表 「うれしい。感無量。皆さん笑顔で召し上がっていただいて、本当にやっぱりいいなと思った。仕事を続けたいなと思った。能登は本当に美しい所なので、その美しさを皆さん感じていただいて、見に来ていただいて」 このツアーは11月下旬まで行われる予定で、すでに900人を超える予約が入っているということです。