複数の施設で確認、原因も詳細も不明の「ズサン管理」…パリ五輪で今度は「食中毒」が多発していた!
セーヌ川の汚染や選手村の住環境の悪さに食料不足……。トラブル続きのパリオリンピックで、今度は「食中毒」が発生した。 【画像多数】「号泣のウラで…」柔道・阿部詩 ″合い鍵″半同棲のお相手は8歳年上「カリスマ美容師」 「現地時間8月5日に行われたIOCの定例会見で、『各競技施設で提供している食料から、食中毒が多数発生していることについてどう考えているか』との質問が飛んだのです。組織委員会の担当者は『お気の毒に。各国メディアは気をつけてください』と言葉を濁していました……。担当者は続いて、『食中毒を訴えたメディア関係者がいることは認識しているが、全数や場所などはいまだに把握していない』と話しました。少なくとも複数箇所で症状を訴える声があったということでしょう。実際、とある競技場で私と同じ日に取材を行ったメディア関係者4人が、同時多発的に下痢や嘔吐などの症状を訴えたようです。『気をつけてください』と言いたいのはこちらのほうですよ」(現地を取材する記者) パリオリンピックには、各国の報道記者たちの拠点となるメインプレスセンターのほか、各競技場に一つメディアセンターと称される報道関係者用の大部屋が用意されている。各座席にコンセントが設置され、試合直後に速報記事を書く場合や、記者同士で会見、囲み取材の方針を擦り合わせる場合などに重宝されているのだ。 「入り口付近にはコーヒーや紅茶のポットが用意されており、関係者は自由に飲める。また、会場によってはプロテインバーやバナナ、リンゴ、桃などのフルーツが用意されていることもある。取材が深夜にまで及んだり、外に食事に行く時間がない記者たちは、それらを食べて空腹をしのいでいるのです。今回報告されている食中毒は、このフルーツが原因だと噂されています。連日連夜休みなしで母国にアスリートの勇姿を伝えている彼らは疲労で免疫力も落ちていますし、重症化のリスクは少なくない。本当は外食して英気を養いたいはずなのに時間が許さず、束の間の休息に食べたメディアセンターのフルーツで体調を崩すなんてあまりに気の毒です。このほか、競技場内で販売しているサラダやサンドイッチが原因ではないかとの説も。いずれにせよ、管理が杜撰であることに間違いはありません」(メディアセンターに出入りするボランティア) 今回のオリンピックでは、フランスという先進国における“衛生観念”が、我々日本人とは大きく異なることが如実に示された。今回の食中毒はメディアが被害に遭ったが、それが選手村でも起こらないことを願いたい。
FRIDAYデジタル