第93回選抜高校野球 室内で黙々練習 敦賀気比ナイン、喜びかみしめ 決定から一夜明け /福井
<センバツ2021> 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に5年ぶり8回目の出場を決めた敦賀気比ナインは決定から一夜明けた30日、甲子園に向けた練習に臨んだ。断続的に雪が降り続く中、選手らは喜びをかみしめつつ、室内練習場で普段通り黙々と汗を流した。 この日、選手らは午前9時に練習を開始。課題である攻撃面強化のため、コーチから個々にフォームの改善点などの指摘を受けながら、ティー打撃やマシンを使った打撃練習を中心に取り組んだ。 大島正樹主将(2年)は、決定後に母親や祖母から無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「おめでとう」と連絡が届き、「いよいよだな」と実感。大会に向け、「打ち込みの質に最後までこだわり、天気が良くなったら屋外でより実戦を意識した練習に力を入れたい」と話した。 長尾朝陽捕手(2年)は、昨秋の北信越大会に優勝したことでセンバツ出場を確信していたといい、この日も「いつもと変わらず練習できた」。捕手として試合の流れを作れるよう、「他チームの打者のスイングをインターネットの動画などで見て分析し、本番に備えたい」と決意を語った。【大原翔】