ラグビー日本代表

　日本ラグビー協会は９日、南アフリカで開催されている１５人制女子の国際大会「ＷＸＶ２」でウェールズ戦（１１日、午後１０時５０分キックオフ）に臨む日本代表の登録メンバーを発表した。日本はここまで、南アフリカ（２４●３１）、スコットランド（１３●１９）と戦い、いずれも競り負け２連敗。オンライン会見したマッケンジー・ヘッドコーチは「結果が伴わずフラストレーションを感じているかもしれないが、良い準備ができている」と、初白星を見据えた。 　２５年にワールドカップを控える「サクラフィフティーン」。マッケンジーＨＣは「こういう場でなければ学べないことが、たくさんある」と、３週にわたって世界と実戦を重ねる経験の重要性を説いた。５日は世界ランク５位の格上、スコットランドに１３―１９と惜敗。同１２位の日本の戦いについて、同ＨＣは「フィジカルに、簡単にブレイクされないところは収穫だった。セットプレーでも確かなものがあることは、攻撃でも強い気持ちを持てる土台になっている」と手応えも語った。 　若手も多い中で「成長速度が速くなればそれに越したことはないが、経験のある相手と戦い学べることは、いい機会」とマッケンジーＨＣ。ウェールズ戦での初白星に向け「テリトリーをコントロールする、正しいエリアでプレーをする。あとは規律もしっかりと守っていかないといけない」と、表情を引き締めた。