夫婦に薬物飲ませ住宅放火、2600万円を奪う…営業で何度か訪問していた男を容疑で逮捕
高齢夫婦に薬物を服用させて住宅に放火し、約2600万円を奪ったとして、広島県警捜査1課と広島西署は30日、神奈川県葉山町の無職梶原優星容疑者(29)を強盗殺人未遂と現住建造物等放火の疑いで逮捕した。梶原容疑者は「今は話したくない」と供述している。
発表などでは、梶原容疑者は7月28日午後5時35分から7時45分頃までの間、広島市西区井口明神の無職男性(86)の2階建て住宅で、男性と妻(84)に睡眠作用のある薬物を服用させて意識もうろう状態にさせたうえで火を放ち、約2600万円入りのボストンバッグを奪った疑い。
妻が火事に気づき、夫婦で逃げ出して無事だった。放火で住宅の壁や床など約15平方メートルが焼けた。梶原容疑者は当時、広島市内に住んでおり、営業職をしていた。事件前に顧客だった男性宅を何度か訪問していたという。