SNSで売春スカウト 容疑で大学生の男ら再逮捕 「携帯1台で大金」1年半で1千万円超
交流サイト(SNS)で募集した女性を大分県のソープランドで売春させ、収益の一部をスカウトバックなどとして店から受け取ったとして、警視庁保安課は組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで、東京都町田市鶴川、大学生、田中優音(ゆうと)容疑者(21)ら男3人=職業安定法違反容疑で逮捕=を再逮捕した。 いずれも容疑を認め、田中容疑者は「大学などで忙しくアルバイトができず、スカウト業は携帯1台で毎月大金を得られるので続けていた」と話しているという。 3人は全国に約160人の構成員がいるスカウトグループ「アクセス」のメンバー。このうち1人は令和5年6月~6年11月の約1年半で、約130人の女性を約180店舗に紹介し、1千万円以上を得ていたとみられる。 再逮捕容疑は6年3~5月ごろ、当時20~28歳の女性3人が売春で得た利益の一部、計約39万円を、店からスカウトバックなどとして郵送で受け取ったとしている。 3人はSNSで売春の出稼ぎを募集し、女性のプロフィルを全国46都道府県の風俗店約350店舗に送信して「落札」させるオークション形式で斡旋(あっせん)を行っていた。 同課はアクセスのトップ、遠藤和真容疑者(33)も職業安定法違反容疑で再逮捕した。