実は不安なのかも? 鳴き声にあらわれる「猫の気持ち」
言語でコミュニケーションを取らない猫のキモチを言葉で説明するのはとても難しいもの。こればかりは、普段からじっくり猫と向き合って全身の動きをよく観察したり、一緒に過ごす時間が増えていく中で互いの理解を深めていくことが一番の近道。 【画像】「猫の認知症」早期発見のためのチェックリスト また、猫によっても鳴き方や行動が微妙に違ったり、キモチの表し方も個性豊か。ここでは分かりやすい代表的なものをご紹介。 ※本稿は、『はじめての猫とのしあわせな暮らし方』(日東書院本社)より内容を一部抜粋・編集したものです
全身で伝えたい
遊びたい時:「ね~遊ぼうよ~」 瞳をらんらんと輝かせて飼い主を見つめ、お腹を見せてゴロゴロクネクネ。これは猫好きの間で「ごろにゃん」ポーズともいわれ、猫が心を開いて安心しきっている証拠。遊びを催促したりかまってほしい時の合図。
怖がっている時:「こ、怖いよ~」 耳を伏せ腹ばいになって姿勢を低くし、瞳孔が開いて黒目が大きくなっている時。これは相手に恐怖を感じ、体を小さく見せて自分から攻撃するつもりがないという意思表示。恐怖と防御のポーズ。
怒っている時「怒ってるんだぞ! これ以上来たらやってやる!」 鼻にしわを寄せ低いうなり声とともに全身の毛を逆立てて、時折「シャーッ」という声を出す時。これは猫が怒ったり威嚇する場合に見られる。全身を最大限大きく見せて相手を威嚇すると同時に恐怖心も感じているポーズ。
鳴き声も多種多様
・「二ャ」→あ、ども ・「二ャ~(ン)」→○○して or ごはんちょうだい ・「シャーッ!」→あっち行け! ・「アオ~ン アオ~ン」→ 不安だよ~ ※だみ声は発情期に出す場合も ・「ウゥ~」→怒ってるんだぞ ・「(喉を)ゴロゴロゴロゴロ...」→ゴキゲンなの ※心を落ち着かせる時に出す場合も ・「カカカカッ」→あ~捕まえたいッ
しっぽをピクッ 「ムム、なんだ?」
しっぽをピーンと立てる 「かまって~ or なになに~?」