大杉のしめ縄新調 「地域の守り神」後世へ 射水・日宮社、70年ぶり
射水市橋下条の日宮社(ひのみやしゃ)で20日、高さ約30メートルを誇る大杉のしめ縄がおよそ70年ぶりに新調された。樹齢が数百年以上ともいわれ、「地域の守り神」とあがめられる大杉を後世に残そうとする取り組みの一環で、約20人の住民有志が太さ9メートルほどの幹へ丁寧に縄を張り付けた。 県文化財指定の「日宮社叢(そう)」の中にある大杉は、72年前の落雷で負った傷などが原因となって樹勢が低下し、地元団体「橋下条の天然記念物・文化財 歴史遺産について考える会」が保存活動を行っている。しめ縄の新調はこの活動の一環で行われた。 作業後に新しく巻かれたしめ縄を見つめ、関係者は「大杉は今も昔も変わらず地域の宝。ずっと大切にしていきたい」と話した。