Kep1erが“一生忘れられない1日”に届けた永遠の想い 愛と感謝に溢れた9人体制ラストコンサートをレポート
7月13日(土)から3日間にわたって神奈川県・Kアリーナ横浜で開催された「Kep1er JAPAN CONCERT 2024〈Kep1going〉」。当初はデビューから2年6ヵ月の期間限定での活動が予定されていたが、2024年7月以降も活動を継続することが発表されたKep1er。しかし、9人体制ではなく、マシロとイェソはKep1erとしての活動を終了。以降は7人体制での活動となる。日本で9人のKep1erのライブが見られるラストチャンスということもあり、Kアリーナには多くのKep1ian(ケプリアン/Kep1erファンの呼称)が詰めかけた。笑顔と涙があふれた初日のレポートを掲載する。 【全ての写真】MCでも「来てほしいようで来てほしくなかった」と語られたKep1erの9人体制ラストコンサートの模様(写真全26枚) 真っ白い衣装に身を包んだユジン、シャオティン、マシロ、チェヒョン、ダヨン、ヒカル、ヒュニンバヒエ、ヨンウン、イェソの9人が登場。オープニングナンバーは「LVLY」で、美しく妖艶なダンス&歌声を響かせた。続いては、日本1stアルバム『<Kep1going>』のタイトル曲「Straight Line」。見事なシンクロダンスと共に夢に向かって前進しようという力強い意志が放たれた。 2曲を終え、「会いたかったです! Kep1ian!」と口々に叫ぶ9人。マシロは「『Straight Line』は私が初めて作詞をした曲なんですが、Kep1ianが喜んでくれて嬉しかった」と言って笑顔を浮かべた。それから「PROBLEM」「Grand Prix」「MVSK(Japanese ver.)」と続け、場内の温度をどんどん上げていった。 すき焼きや寿司など、好きな日本の食べ物を自由に口にするKep1er。大きな別れのタイミングのライブではあるが、いつものように自由でハッピーで和気あいあいとしたムードでMCタイムは進んでいった。チェヒョンが「皆とやってみたいことがある!」と言ってウェーブを提案し、上手から下手に向かって走ると客席に美しいウェーブができてメンバーは感動した様子だった。 「Daisy」のパフォーマンス中にはメンバーがステージからアリーナエリアに降り、Kep1ianにハイタッチする一幕があり、Kep1ianは大興奮。メンバーはアリーナエリアに設けられたセンターステージに戻ると、韓国語と日本語で「輝かせてくれてありがとう。いつだってそばで輝き続けるからね」と書かれたプラカードを掲げた。 中盤は3人ずつのユニット曲が続いた。不穏なビートが流れ、ダヨンとヒカルとヨンウンによる「Celebrate」へ。勇ましいラップとダンスと歌を見せつけスペシャルなセレブレイトを作り上げた。次はマシロ、チェヒョン、ヒュニンバヒエによるバラード曲「Highlight」。3人が笑顔で顔を見合わせながら「この時がHighlight/毎日がHighlight」と歌う姿にぐっときた。「いつまでも変わらない/一緒にいるだけで」という歌詞もまたこのライブに相応しい。ユジンとシャオティンとイェソはセンターステージでマイクスタンドを使い「Cruise」を披露。幻想的な雰囲気を高めた。 マシロが作詞に参加した「Don’t Lose Your Smile」では、アコースティックギターの調べに乗せて、美しいハーモニーを聞かせた9人。「君のために 強く/光り続けるよ/Baby, don’t lose your smile」「この世界で出会えたことが/なにより宝物」「どんなに離れた場所だって/心はひとつに/繋がってるよ いつも/ずっと忘れないで」。どこを切っても、メンバーとKep1ianへの愛と感謝と未来への想いが詰まっていた。