Kep1erが“一生忘れられない1日”に届けた永遠の想い 愛と感謝に溢れた9人体制ラストコンサートをレポート
“9”って言うと泣きそうになる
アンコールはまずLEDビジョンに9人それぞれから韓国語と日本語の手書きのメッセージが映った。Kep1erが誕生してからの2年半、一緒に過ごしてくれたKep1ianへの感謝とこれからの未来を約束する内容だ。「一緒に歌ってください」というメッセージの後に、「Don’t Lose Your Smile」の歌詞が表示され、Kep1ianの合唱がKアリーナに響いた。 「tOgether fOrever」が響く中、Kアリーナの客席の至るところからメンバーが再登場した。最上フロアにも現れるというケースはなかなかない。メンバーそれぞれがKep1ianにハイタッチをしながら、残り少ない時間を楽しんだ。ユジンが誇らしげに「言いましたよね? Kep1ianが探してくれたら私たちはいつでもWA DA DAと飛んでいきますって」と言うと、シャオティンが「席が離れているKep1ianの近くにも行きたいとお願いしたんです」と明かした。マシロはいたずらっ子のような表情を浮かべ、「一人ひとり肩をトントンってやったけどわからなかったですよね?」と言って笑った。 シャオティンの「私が今まで頑張ってこれた理由も、辛かった時に打ち勝てた理由もすべてKep1ianにおかげです」というメッセージを皮切りに、それぞれが感謝の気持ちを込めて感想を話した。ダヨンが「今回が9人の最後のステージですよね。私もメンバーもKep1ianもこの姿をしっかりと目に焼き付けて、幸せで美しい記憶として永遠に残してくれたら嬉しいです。約束です」と、この日初めて9人体制が終わることを口にすると場内が一気にセンチメンタルなムードになった。続くユジンは「メンバー9人とKep1ianがいたから大切な思い出になりました」と言った後、初めて家族がライブを見に日本に来ていることを告げ、「これだけ多くの皆さんに愛してもらえて幸せだという姿を見せたかった」と話した。ヨンウンは「9人にとって最後のコンサートになるので、メンバーも含めて多くの皆さんがすごく気を使ってくれた。私は普段はひとりでいるのが好きなんですが、メンバーがいてくれるおかげで、一緒にいる時間が幸せで心が温かくなるという変化があった」と明かした。 ヒカルの番になったが、いつ泣いてしまってもおかしくないムードが漂い、口々にメンバーが「泣かないで」と伝えた。それを受けヒカルが「話したいことはいっぱいあるんですけど……」と口にするとやっぱり泣きそうになり、「“9”って言うと泣きそうになる」と説明。「自分としてはすごく準備したけど準備不足の面があったと思います。もっと完璧な姿を見せるKep1erと私になれるように頑張り続けるのでこれからも見守っててください! 一生忘れられないコンサートになりました」と言うと、今度はメンバーの方に向かって「Kep1erお疲れ様でした‼ 明日も頑張ろうね!」と元気よく叫んだのが何ともヒカルらしかった。 マシロは「皆さんにとってもKep1erにとっても待ちに待ったようであり来てほしくないようなコンサートの初日になりました。Kアリーナでコンサートをするってなった時、Kep1ian だけの空間にできるか不安だったけど、たくさんの人がきてくださって、素敵な光景を見せてくれて、応援してくれてありがとうございました。皆さんの応援のおかげで不安がすべてなくなるコンサートだった。ステージの下にいって、皆さんの手に触れながらコンサートができて本当に幸せだった」と告げた。イェソは「私は日本語を勉強しました」と前置きして日本語でMC。「Kep1ianは私と切り離すことができないほどの存在。どんな姿の私を励ましてくれる友達のようで家族であるような存在です。Kep1ianと過ごした時間は絶対に忘れられない思い出です。どんな姿であっても愛してくれてありがとうございます。愛してます!」と叫んだ。 チェヒョンは「マシロお姉さんも言っていましたが、来てほしいような、来てほしくないようなコンサートの初日を無事終えることができてよかった。序盤から泣いてるファンの方がいました。まだ2日目も3日目も残っています。メンバーの皆さんお疲れ様でした。明日はステージの上であばれまくりましょうね!」と発破をかけた。ヒュニンバヒエが「今日は未熟な姿があったかもしれませんが、残りの2日間一生懸命頑張ってさらに情熱的な姿を見せます」と宣言すると、チェヒョンが「でも今日かっこよかったですよね!」とKep1ianに確認した。 ヒカルが「みんなと一緒に写真を撮りたい!」と言うと、マシロが「ポーズ何にする?」とウキウキするような口調で問いかけた。Kep1ianはスローガンが書かれたプラカードを掲げ、Kep1erはハートマーク姿でカメラに収まった。マシロが「本当の最後のステージ。歌詞のとおりKep1ianがいれば何も怖くない」と言い、ユジンが「これからも永遠にKep1ianを愛するKep1erでした!」と言って恒例の挨拶を。9人は横並びで、イェソの歌から始まるガルプラの楽曲「Another Dream」を披露。チェヒョンとイェソは手を繋ぎ、上から降ってきた紙テープが新たなKep1erの旅立ちを祝しているかのようだった。ヒカルは歌いながら隣のマシロに抱きつき、ふたりもまた手を繋いだ。「Another Dream」のパフォーマンスを終えると、9人は長い間、客席に手を振りながら「愛してる」や「気を付けてね」や「大好き」というメッセージをKep1ianに伝え続けていた。 <セットリスト> Kep1er JAPAN CONCERT 2024〈Kep1going〉 2024年7月13日(土) Kアリーナ横浜 01. Intro + LVLY 02. Straight Line 03. PROBLEM 04. Grand Prix 05. MVSK (Japanese ver.) 06. Intro + Giddy (Japanese ver.) 07. Wing Wing 08. Daisy 09. Celebrate (DAYEON, HIKARU, YOUNGEUN) 10. Highlight (MASHIRO, CHAEHYUN, HUENING BAHIYYIH) 11. Cruise (YUJIN, XIAOTING, YESEO) 12. Don’t Lose Your Smile 13. Dear Diary 14. I do! Do you? 15. Utopia (Kep1er Ver.) 16. Shine (Kep1er Ver.) + O.O.O (Over & Over & Over) (Kep1er Ver.) 17. Intro + Shooting Star 18. We Fresh (Japanese ver.) 19. WA DA DA (Japanese ver.) 20. Back to the City ENCORE 21. t0gether f0rever 22. Another Dream (Kep1er Ver.)