ラストゲーム終えた上田桃子「女性として生きることも新しいチャレンジ」/一問一答
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 2日目(15日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6575yd(パー71)◇曇り(観衆1697人) 【画像】笑顔で18番グリーンを降りた 今季限りでツアーの第一線を退く上田桃子が、ラストゲームを終えた。日本ツアーで通算17勝。予選落ちに終わりながら、多くの後輩選手に見送られた2日目のホールアウト後、記者会見で思いを明かした。 ―ホールアウト後の心境は まさか、自分はボミ(昨年引退したイ・ボミ)とかとはキャラも違うので、たくさんの選手が待ってくれているとは思いもしなくてビックリした。16番(ホール)とか、17番から付いてきてくれる後輩もいたりして、ビックリとうれしい気持ちです。 ―涙を流す後輩もいた そういう風に思ってくれる後輩がいたということがうれしい。(自分は)あまり、お手本になれるような選手ではないと思っていた。泣いてくれている選手、見に来てくれた選手、そんなにしゃべったことがない選手も残ってくれていた。少しは頑張ってきたところだけは、みんな見てくれていたのかなって。そこはうれしいなと思います。 ―最終ホールでは拍手で迎えられた 私は、自分がやりたいことを一生懸命やってきただけ。それでもこれだけ応援してもらえるっていうのは本当にありがたいなって思いました。精一杯やったら、こういう景色を見られるんだなって。
―ラストマッチが終わった あしたからホントにゴルフのことを考えない時間が来るんだなっていうのが自分の中では非現実的というか。20年、休んでいる時もゴルフのことを考えながら生活してきた。それが寂しい気持ちはあります。 ―自身の今後について どんなことも新しいチャレンジになる。女性として生きることも新しいチャレンジ。仕事のことだけではなく、社会人として生きることも。私にとってはゴルファーとして生きるよりも大きい世界で頑張っていかなくちゃいけない。これから(の人生)も大変なステップだと考えています。