ボディビル3冠の23歳が作り上げた極太の腕と脚! コンテスト観戦の妻も「ヒロインになれた!」と喜び
6月1日(土)、新居浜市市民文化センターにて『マッスルゲート四国大会』が開催され、嘉数玖留(かかず・きゅうと/23)選手が、ボディビル新人の部、ボディビルジュニア(23歳以下)の部、ボディビル一般の部65kg以下級、出場した全ての部門で優勝を飾った。 【写真】ボディビル3冠・嘉数玖留選手の「太い!」上腕二頭筋&全身ショット
ベストボディジャパンのモデル部門への挑戦から3年経ち、筋量を大幅に増やした嘉数選手は、今年からボディビルへ転向。ボディビルのデビュー戦で、見事3冠の成績を得た。 「私以上に、妻が喜んでくれたのが、とても嬉しかったです。妻が『私、ヒロインになれた!』と喜んでいる姿にやりがいを感じ、『出て、よかった!』と強く感じています。私のフリーポーズの動画を、隣で何度も見返している姿が愛おしいですね。ポージングは独学で、相澤隼人選手、鈴木雅さん、杉中一輝選手、下田亮良選手、喜納穂高選手等を参考に頑張りました。トリプルエントリーはしんどいかな?とも思いましたが、欲張ってよかったです!」 小学4年生から「ずっと野球少年だった」という嘉数選手。 「大人になっても野球は続けていて、高知の独立リーグ(野球チーム)に所属していました。コロナ禍で野球の練習が出来なくなってからは、部屋に引きこもって筋トレの日々でしたね。大好きな筋トレを仕事にしたかったので、仕事はジムのトレーナーを選びました。野球時代は、体重が60kgちょっとでいわゆる『細マッチョ』だったのですが、『トレーナーたるもの、ヒョロヒョロな身体では説得力が足りない!』と思い、日々鍛錬を重ねて、今に至ります」 大好きな筋トレを仕事にしている嘉数選手は、仕事の一環として、毎日十分なトレーニング時間を確保しているという。 「トレーニングは週6回、2~3時間行っています。分割は基本6分割で胸、背中、腕、四頭、ハムケツカーフ、肩。ボディビルといえば、横川尚隆選手みたいな『強き脚!』と思っているので、脚トレは6種目、みっちり3時間行います。トレーニングのこだわりは『毎週前回よりも1回でも多く、1kgでも重く!』、『気持ちで限界を作らない』、『無駄な動きはなるべく少なく、でも大人しくし過ぎない』、『高重量で効かせること』です」 嘉数選手は、オン・オフに関わらず、基本的に家族とは別メニューの食事だそうだ。 「今回の減量は、オーソドックスなローファットダイエットで、カーボサイクルを取り入れました。減量末期は有酸素運動も取り入れたものの、自己評価は『絞りが甘かった』!初期に『トレーニング強度を保ちたい!』という気持ちから、摂取カロリーをギリギリまで多く摂りすぎたため、ペース配分が上手くいきませんでした。次回は、有酸素とローカロリーの日が重ならない様にするなど、なるべく疲労が溜まらないように調整します」 好きな選手は「木澤大祐選手、杉中選手、横川選手、嶋田慶太選手」と話す嘉数選手。
「8月のJBBF四国ボディビルへの挑戦を視野に入れています。自分は恵まれた環境にいるので『勝たなくちゃ!』という想いが強いですね。応援してくれる奥さんや職場へ、結果で恩返しがしたいです。しばらくはピンク髪で有名になろうと思うので、ピンク髪のマッチョを見かけたら、応援よろしくお願いします!」
取材:山口夏織