将来、岩手県内での就職を希望する若者を増やそうという取り組みとして、地元の高校生を対象に県内の大学や企業の魅力について紹介するイベントが、１２月２４日に盛岡市で開かれました。 県が企画するこのイベントは、２０２４年が３回目の開催で県内の高校生など約５３０人が参加しました。 会場には岩手大学と県立大学のほか、県内に拠点がある企業４９社がブースを設置。 高校生たちは大学教授などから「環境」や「世界で勝負できる技術」などをテーマにした模擬授業を受けた後、そのテーマに関連した企業のブースをめぐりました。 このうち県内３カ所に工場がある横浜市の「ツガワ」は、接触なしで操作できるディスプレイなどの製品を紹介しました。高校生たちは実際に使用して技術力の高さを実感していました。 大学での授業をイメージできたことも生徒のプラスになった様子です。 高校生は「第一志望が岩手大学なので自分の知りたいことが知れて良かった」「企業の話をたくさん聞けてとても楽しい。できれば地元の岩手で（就職して）貢献したい」と話していました。 県では今後も県内への就職率アップに向けた取り組みに力を入れる方針です。