ヤクルト・阪口皓亮、150万円増の1000万円で契約更改 今季はファームで投手3冠も「勝負する場はそこではない」 1軍での活躍を決意
ヤクルト・阪口皓亮投手(25)が22日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、150万円増の年俸1000万円でサインした。 昨季途中でDeNAからトレードで加入した右腕。プロ7年目の今季は1軍では2試合の登板で0勝1敗、防御率10・80だったが、ファームでは20試合に投げ、9勝(3敗)、防御率2・24、勝率・750の投手3冠に輝き「ファームでタイトルを取れたのはありがたいことですけど、勝負する場はそこではないと思う。うれしさあり、情けなさありのシーズンだった」と振り返った。 来季は背番号が「58」から「66」に変更となる。憧れを抱く斉藤和巳(現ソフトバンク3軍監督)が現役時代につけた番号で「ずっとつけたいと思っていた番号だったので、ダメ元でお願いした。何か心機一転、気持ちの面でも形の面でも変えたいと思った。斉藤和巳さんが目標なので、そこに少しでも近づけるようにまずは形から入りました」と思いを打ち明けた。 今季は古巣のDeNAがリーグ3位から下克上で日本一を達成。かつてのチームメートが喜ぶ姿を見て、「刺激になったし、うらやましいなと思った。でも、うちのチームも確実に張り合える。来年は、フラッグは僕らがいただくものだと思っている」と力を込めた。 10月上旬に右太もも裏を肉離れした影響で現在はリハビリ中だが、8年目の来季に向けて「肩を休めずに投げたい」とオフも積極的に投げていく考えだ。色紙には「チームのために投げる!!」と記し、「僕自身、前の球団にいたときから優勝もしていないし、日本一にもなっていない。やっぱりあの景色を見たい」と視線を鋭くした(金額は推定)。