あなたの街のポケモンは? 静岡県内5カ所に「ポケふた」 鈴木知事、観光誘客に期待
ゲームやアニメが世界的な人気を誇る「ポケットモンスター」のキャラクターがデザインされたマンホールのふた「ポケふた」が県内5カ所に設置されることになり、31日、県庁で5種類のふたが披露された。初の対外公務となった鈴木康友知事は「ポケモンと本県の相乗効果で地域が盛り上がれば」と観光誘客に期待を込めた。 ポケふたは、株式会社「ポケモン」(東京都)が地域とポケモンの魅力を生かした地域振興を目指し、34都道府県に342種類を寄贈してきた。本県の5種類が新たに加わり、静岡市、浜松市、沼津市、富士市、伊豆市に6月中に設置を完了するという。 31日はピカチュウが同席し、県庁内のポケモンファンも見守る中で除幕が行われた。鈴木知事は「それぞれの都市をイメージした唯一無二のもの。県内には食材、景観、歴史文化など素晴らしい資源がある。ポケモンと県の魅力を合わせて楽しんでほしい」と多数の来訪を願った。 県地域振興課によると、市町から数多くの設置希望がある中、同社と設置場所を選定し、場所に合わせてデザインが決まったという。 富士市に設置されるポケふたは、伝説のポケモンと呼ばれる「ファイヤー」が赤富士の前を飛ぶデザイン。沼津市には、深海魚にちなんだポケモン3体のふたが設置される。ポケモン社の担当者は「デザインの理由や意図は公表していない。想像して楽しんで」と話した。 設置場所とポケモンの種類は次の通り。 駿府城公園二ノ丸橋(静岡市葵区、ムクホーク・フシギソウ)▽浜松市ギャラリーモール「ソラモ」(同市中央区、メロエッタ・シビルドン)▽沼津港大型展望水門「びゅうお」(沼津市、ハンテール・ジーランス・サクラビス)▽道の駅富士川楽座(富士市、ファイヤー)▽修善寺温泉独鈷の湯公園(伊豆市、ヤンチャム・ゴロンダ)
静岡新聞社