年収300万円でも支出は600万円超!「生活のダウンサイジング」ができない“アラ還女子”の末路はいかに
■ 「就活のOB・OG訪問では鰻やステーキの名店に連れていかれた」 「親からの相続にはそれほど期待できない。実家に一緒に暮らしてくれるお金持ちの結婚相手を見つけないと」という発言は、まんざらジョークでもなさそうだ。 3人の女性たちは35年以上前に「新人類」と呼ばれた世代。「バブル世代」とほぼイコールで結ばれる。「就活のOB・OG訪問に行くと鰻やステーキの名店に連れていかれた」「海外出張はビジネスクラスでスイートルームが当たり前だった」といった時代の名残が、今の暮らしぶりにも透けて見える。 5年、10年経っても、彼女らが「年金5万円で心豊かに暮らす」といったシニア誌の特集記事に関心を示すことはないだろう。「生活のダウンサイジング」をよしとせず、バブル体質のまま老年期に突入する新人類。その先行きが気になる。
森田 聡子