“かき揚げ無料券”3枚…意外な株主優待も 東京メトロが上場 時価総額1兆円超 投資家「ほぼつぶれない」
東京メトロが23日、東京証券取引所プライム市場に上場した。 売り出し価格は1株1200円だったが、初値は1株1630円となり、売り出し価格を上回った。 【画像】ちょっと意外な株主優待も…その評判は 画像で見る
投資家「地下鉄がつぶれることは、ほぼない」
地下鉄の東京メトロが、東京証券取引所に株式を上場。 株価はぐんぐん上昇し、時価総額は、1兆円を超えた。 2018年のソフトバンク以来、6年ぶりの大型上場となった東京メトロ。 取引開始から買い注文が集中し、1時間ほど価格がつかない状態が続いた。 そして午前10時すぎ、ついた初値は1株1630円。 売り出し価格の1200円を大きく上回った。投資家は、人気の理由に安定性をあげた。 投資家:どうにかなってしまう業種ではない。安定ですよね。 投資家:地下鉄がつぶれることって、ほぼほぼないですもんね。 投資家:交通インフラとして大きな位置にあるのが大きい。 株主優待も話題だ。 所有している株の数に応じて、東京メトロ全線で使える片道切符が発行され、1万株以上保有している場合は、「全線定期乗車証」が発行される。半年間、東京メトロ乗り放題となる。 さらに、鉄道ファンの間で話題となっていたのが… 鉄道ファン:まさかのかき揚げ無料トッピングっていうのは、ちょっとビックリしました。 株主優待の中には、東京メトロが運営するそば店で使える“かき揚げトッピング無料券”3枚。 また、通販サイト「メトロの缶詰」の300円引きクーポンなどがある。 しかし、評判は… 鉄道ファン:株主優待、もうちょっと何かあっただろうと思う。 鉄道ファン:せめてそばじゃないのかよって。 カップ酒・缶詰バー キハ 二上 登店長:面白いですよね。純粋に。本当に考えたのかなっていう面白さです。 東京メトロ株の23日の終値は、1739円。 時価総額は、1兆円を超えた。 東京地下鉄(東京メトロ)山村明義 社長: コロナ禍を経験した経営者として、鉄道事業以外の柱を持っておくべきと痛感しました。具体的には不動産、流通など。上場を契機として強化していくことが必要。 東京メトロ株は今回、国と東京都が保有する株式のうち、あわせて50%が売り出された。 このうち、国の保有分の売却収入は、東日本大震災の復興財源にあてられるという。 (「イット!」 10月23日放送より)
イット!