<ソムタム田井のコスプレリポート>池袋を沸かした「NIKKE」レイヤー “地毛で再現”など三者三様のこだわり
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。 【写真特集】「NIKKE」美女レイヤー続々 抜群のスタイル披露 すごすぎ! 写真を一挙に
東京・池袋のサンシャインシティ周辺で定期的に行われているコスプレイベント「acosta!(アコスタ)」で撮影、インタビューした、「勝利の女神:NIKKE」のキャラクターに扮(ふん)する琥珀さん、さゆさん、なごみ亭ちゅちゅさんを紹介する。
昨今のコスプレイベントでは、スマートフォンを軸に展開しているゲーム作品のコスプレが主流で、特に「勝利の女神:NIKKE」のキャラクターは、どのイベント会場でも扮するレイヤーをよく目にする。
今回取材した3人はいずれも髪型の再現にこだわったそうだが、注力したポイントはそれぞれ異なり、琥珀さんは前髪の立ち上げ、さゆさんはお団子のボリューム感、なごみ亭ちゅちゅさんは地毛で“自然な雰囲気”に仕上げることを意識した話す。
「立ち絵を参考にメガネとヘアピンを作成しました。立ち絵ではメガネの正面は黒、側面は赤になっているので、それに合わせて自分で塗装して。ヘアピンはレジンで作成したものですが、こちらも同じ色になるよう、色味の調整にこだわりました。それとネオンは、前髪が立ち上げになっているのも特徴的なキャラなので、そこを再現できるようウイッグセットも頑張りました。ぜひ見ていただけるとうれしいです」(「勝利の女神:NIKKE」ネオン/琥珀さん)
「見ていただきたいのは両サイドにあるお団子です。ウイッグをクルクルして自分で巻き上げました。それと『NIKKE』のキャラ特有のムチっとしたスタイルを再現できるように、体型管理にも気をつけました。太ももがニーハイでギュッてなってるところなど、こだわっています」(「勝利の女神:NIKKE」ソーダ/さゆさん)