沖縄・南城市長にセクハラ疑惑 本人は否定、市議会が調査
各地で首長のハラスメントが問題化する中、沖縄県南城市で古謝景春市長(69)による元専属運転手の女性へのセクハラ疑惑が浮上、市議会が調査に乗り出した。市長は「一切していない」と否定するが、被害を訴えた女性の家庭事情を交流サイト(SNS)で漏らし批判されるなど波紋を広げている。 女性は今年2月上旬、古謝氏と市に計約400万円の損害賠償を求め、那覇地裁に提訴。2022年8~12月、乗務中に「一緒にお風呂に入るか」と言われたり、背後から胸をつかまれたりして精神的苦痛を受け、同12月、市幹部に被害を相談した直後に契約を解除されたと主張している。 疑惑を巡っては、昨年12月に地元の報道で発覚。それを受けて市議らが今年1月までに実施した調査で市長からセクハラを受けたなどと複数の被害報告も寄せられた。 市議会は女性の提訴を受け、今年2月26日に特別委員会を設置。被害実態に関するアンケートを職員に実施し、結果を5月中にも公表予定だ。