【なでしこジャパン 1-2 スペイン|採点&寸評】初戦は“防戦一方”で逆転負け。直接FK弾、藤野の評価は...【パリ五輪】
奪った後の判断が遅く
[パリ五輪GS第1戦]日本女子 1-2 スペイン女子/7月25日/スタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール 【PHOTO】なでしこJのスペイン戦出場15選手&監督の採点・寸評。押し込まれる展開を打開できず。厳しく評価 日本女子代表は現地7月25日、パリ五輪グループステージ第1戦でU-23スペイン女子代表とスタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール(フランス・ナント)で対戦し、1-2で敗戦した。 13分に藤野あおばが直接FKを決めて先手を取るも、徐々に主導権を握られ、防戦一方の展開となり22分に同点弾を献上。長い時間、タイスコアで耐えていたが、74分についに逆転を許し、初戦は黒星となった。 ▼なでしこジャパンのチーム採点「5.5」 序盤は日本が主導権を握り、幸先よく先制したが、徐々にスペインペースに。押し込まれる時間が続くなか、クリアするのが精いっぱいで、最後まで攻撃の糸口を見つけられないまま、90分を終えた。 相手の個々の能力の高さ、連係面で上回られたのもあるが、日本の敗因は、奪った後の判断の遅さにも。この試合では冷静さを欠いていて、せっかくのカウンターのチャンスでも、簡単なパスミスが目立ち、攻撃に転じることができなかった。 また、攻め込まれた時にどうしてもFWを含めた全員が引きすぎてしまい、いざボールを持っても前に受け手がおらず、ボール保持者が相手に囲まれて奪われ、再び守勢に回った。 守備でも2失点目はボールに寄せられず。マリオナ・カルデンティを自由にしてしまった。攻守にわたって課題が露呈した試合に。 直接FK弾の藤野あおばは及第点。途中までは粘り強く守っていたが、集中が続かず逆転を許した守備陣も低めの採点となった。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部) ※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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