運命的に出会う男女3人の旅を描く 工藤梨穂監督作『オーガスト・マイ・ヘヴン』予告公開
8月30日よりRoadsteadでプレミアム販売される工藤梨穂監督最新作『オーガスト・マイ・ヘヴン』の予告映像が公開された。 【写真】『オーガスト・マイ・ヘヴン』場面写真 本作は、大学の卒業制作として監督した『オーファンズ・ブルース』が第40回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2018」でグランプリなど2冠に輝きいた工藤監督の最新作。メディア配信プラットフォーム・Roadsteadのオリジナル作品第2弾となる。 “誰かを演じる”ことによって運命的に交錯する男女三人の巡り合わせの旅を描いた本作は、『CURE』『スパイの妻』などの黒沢清監督らと並んで第74回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待された。 主演を務めるのは『オーファンズ・ブルース』以来、工藤監督と再タッグを組む村上由規乃。村上は男2人の旧友“いづみ”になりすます代理出席屋の女・城野譲役を演じる。譲に思いを寄せる中華料理屋の男・三枝南平役には工藤の前作『裸足で鳴らしてみせろ』にも出演した諏訪珠理。そして、長い失踪から突然帰還した南平の親友・長谷薫役で『PLASTIC』の藤江琢磨が出演した。そのほか、共演には長谷川七虹、山﨑龍吾、西出明、鈴木卓爾が名を連ねた。 音楽は、『裸足で鳴らしてみせろ』でもタッグを組んだシンガーソングライターのsomaが担当した。 とある街で代理出席屋をしながら暮らしを営む女・城野譲(村上由規乃)。代理出席屋とは、依頼人の親族や恋人、友人などを演じて冠婚葬祭や人が集まる場所に赴く代行業のことである。譲の行きつけの中華料理屋の店員・三枝南平(諏訪珠理)は、そんな彼女に思いを寄せていた。8月のある日のこと。代行の仕事で葬儀場に訪れた譲は、いつか夢で見た見知らぬ男・長谷薫(藤江琢磨)にそこで出会ってしまう。日を同じくして、中華料理屋で抱き合う南平と薫。薫は5年もの間失踪していた南平の親友だったのだ。彼の無事を喜ぶ南平に「恩師の葬儀で“いづみ”に再会できた」と言う薫。しかし、そこに現れた女は彼らの旧友・いづみになりすました譲だった……。 公開された予告映像には、葬儀場で“いづみ”として薫に出会う譲や、親しくする譲と南平の姿などが映し出されている。
リアルサウンド編集部