和倉5旅館来年再開 解体・修繕の動き加速 七尾市議会一般質問
能登半島地震で甚大な被害を受けた七尾市和倉温泉で、休業している5旅館・ホテルが来年中に一般客の受け入れ再開を予定していることが分かった。既に再開にこぎ着けた旅館と合わせて9施設となる。10日再開した市議会定例会12月会議の一般質問で、市側が復旧状況などを示した。 一般客の宿泊再開を予定するのは能登海舟、おくだや、お宿すず花、はまづる、TAOYA和倉(金波荘)。現在、旅館協同組合の21施設のうち4施設が一般客、8施設が工事業者のみ受け入れ、10月末までの宿泊数は延べ約6万8千人だった。中西庸介氏(新政会)と髙橋正浩氏(無会派)が取り上げた。 ●アリーナ「今後検討」 茶谷市長は、市長選で政策の一つに掲げた防災アリーナ建設について「復旧復興が最優先であり、財源などを考慮しながら規模や整備時期を今後検討する」と述べた。原田一則氏(灘会)と佐藤喜典氏(市民クラブ)が尋ねた。一般質問には6氏が登壇した。