岸田首相「閣僚も気兼ねなく論戦を」 総裁選“現職閣僚”も出馬に意欲?
日テレNEWS NNN
岸田首相が自民党総裁選への不出馬を電撃表明してから一夜明け、早速“ポスト岸田”の動きも活発化しています。注目の“あの人”や“現職閣僚”からも続々と発言がありました。 ◇ 岸田首相(14日) 「私は来る総裁選には出馬いたしません」 9月に行われる自民党総裁選。岸田首相の電撃表明から一夜明け、お盆で静まりかえっていた永田町は“ポスト岸田”を巡る動きが激しくなっています。 午前8時前、終戦の日に合わせ靖国神社を参拝したのは、小泉進次郎元環境相です。最近になり出馬を模索し始めていますが、記者の問いかけに応えることはありませんでした。
小泉氏の数分後に参拝したのは、小林鷹之前経済安全保障担当相です。総裁選への対応を問われると… 小林前経済安保相(49) 「今は何度も申し上げている通り、政治家としての力を高めることに尽きると思っています」 若手・中堅議員から”出馬待望論”が上がっている小林氏。14日夜は都内の飲食店で、自民党議員と会合を開き、意見を交わしたということです。 さらに、出馬に意欲を示してきた高市経済安全保障担当相の姿も。15日午後に行われた会見では… 高市経済安保相(15日午後) 「内閣府の記者会見の場におきまして、自民党総裁選挙について申し上げるということはございません」
こうした中、動きを見せたのが茂木幹事長です。14日、都内のステーキ店で待ち合わせた人物は、党内に大きな影響力を持っている“キングメーカー”の1人、麻生副総裁です。関係者によると、総裁選について意見交換したということです。 ──支持の要請は受けられましたか? 麻生副総裁 「…」 この茂木氏に先んじて、先週、麻生副総裁と会食の場を持っていたのは“麻生派”の河野デジタル相です。54人が所属する麻生派。総裁選は麻生副総裁がどう動くかが焦点の一つです。 河野氏は15日午前、会見で出馬への意欲を改めてにじませました。 ──出馬の考えは? “麻生派” 河野デジタル相 「(閣僚として)今の日本が抱えている大きな課題を、これまで担当してまいりました。いつかこの経験をいかせる日が来ればというふうに思っております」 活発化する、ポスト岸田を巡る動き。