CL新方式“リーグフェーズ”に各選手・スタッフの反応は?「完全にクレイジー」「変化が必要だった」「計算できない」
2024-25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)が17日から始まる。開幕を前に各チームの監督や選手らが新方式に対する考えを述べた。仏メディア『RMCスポーツ』や英メディア『ガーディアン』などが伝えている。 【写真】元乃木坂46秋元真夏さんが国立来場「ミニスカユニフォーム最高」「美脚」「やばかわ」 欧州CLは今季からグループリーグ方式を廃止し、新たに出場36チームが1つのリーグで決勝トーナメント進出を争うリーグフェーズ方式を採用。各チームはホーム4試合、アウェー4試合をすべて異なる相手と行い、1~8位が決勝トーナメントに直接進み、9~24位はプレーオフに進出する。 リーグフェーズ方式に対する反応は様々だ。前年度王者レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は「昨季より魅力的になっているかもしれないが、データとしてこの大会は2試合多くなる。運営側が選手たちの怪我について考え始めないのであれば問題だ」と負傷リスクを懸念。マンチェスター・シティのMFベルナルド・シウバも「カレンダーは完全にクレイジー」と試合数の増加に対する不満を示した。 パリSGのDFマルキーニョスは「ビッグチーム対決など素晴らしい試合がたくさんあり、観客にとって良いことだと思う」と伝えつつ、「選手にとってはすでに過密なカレンダーに試合が増える」とコメントした。リバプールのGKアリソン・ベッカーも似た意見で「ファンにとってはより多くの試合、重要な試合、ビッグチーム同士の対戦がある。選手にとっても欧州の強豪と戦えるのは素晴らしいこと。そして埋まっていないカレンダーに試合を追加するのも良いアイディアだ。皮肉だよ」と述べている。 その一方、肯定的な意見もある。シャフタールのセルゲイ・パルキンCEOは「できるだけ多くの欧州カップ戦に出場することはファン、選手、クラブの財政にとって有益だ」と経営の立場で新方式のメリットを示した。また、バイエルンのマックス・エーベルSDは「最終日までエキサイティングな試合になるだろう。以前は大抵の場合、4試合で上位2チームが決まっていた」と予測している。 ユベントスのチアゴ・モッタ監督は「以前の方式をとても気に入っていたが、新方式も好きだ。色々なクラブと対戦するから我々の仕事も変わる」と新たな刺激があることを示すと、アストン・ビラのウナイ・エメリ監督は「変化が必要だった」と新方式を歓迎した。リバプールのアルネ・スロット監督も「テレビの前で毎回素晴らしい試合が見られる。以前は明日の方が(対戦カードは)良いだろうと思うような夜もあった」と伝えている。 そのほかバイエルンのFWトーマス・ミュラーは「突破に必要なポイント数を正確に計算することができない」と新方式ならではの悩みを伝えている。