プレミアのドリブル成功数TOP3は“全員ガーナ代表選手” AFCON予選敗退となったガーナ代表復活へのカギ握るドリブラーたち
攻撃陣には魅力的な人材が
2006年のワールドカップではベスト16入り、続く2010年大会ではベスト8に入るなど、ガーナ代表にとっての黄金期はこの時代だろうか。 それ以降のワールドカップはグループステージ敗退に終わっており、2018年大会に至ってはアフリカ予選を突破できなかった。 アフリカでの苦戦も目立っており、アフリカ・ネイションズカップは2021、2023年大会ともに1勝も出来ぬままグループステージ敗退。そして来年にモロッコで開催される2025年大会は、予選を通過できず敗退となってしまった。ガーナが同大会の予選を通過できなかったのは2004年大会以来のことになる。 ここからどうチームを立て直していくのか。攻撃面では、楽しみな逸材が何人かいる。今季ここまでのイングランド・プレミアリーグにて、『ドリブル成功数ランキング』上位3名をガーナ代表選手が占めているのだ。 まずリーグ最多はレスター・シティでプレイする20歳のFWアブドゥル・ファタウ・イサハクで29回だ。プレミアリーグでのプレイは今季が初めてのことだが、左右のウイングから鋭いドリブルを続けている。 2位はウェストハムFWモハメド・クドゥスで28回。今ではビッグクラブも目をつけるだけのドリブラーで、サイドと中央の両方からドリブル突破を狙える独特なリズムを持つ選手だ。 そして3位はボーンマスでプレイするFWアントワーヌ・セメンヨで24回だ。セメンヨは今季のマンチェスター・シティ戦でDFカイル・ウォーカーを苦しめるなど、1対1のレベルはかなり高い。さらに昨季はプレミアリーグで8ゴール、今季も既に4ゴールを記録するなど、得点部分でも結果を出している。 クドゥスとセメンヨもまだ24歳と若く、個人で仕掛けられる3人が前線に揃うのは魅力的だ。もちろんドリブルだけで突破できるほどアフリカの戦いは甘くないが、プレミアで結果を残す彼らはガーナ復活へのカギを握る。
構成/ザ・ワールド編集部