藤岡真威人「今は“自分らしさ”をしっかり育てたい」理想とする俳優像とは
父・藤岡弘、からアクションへのアドバイス
――ちなみにお父さまからアクションについてのアドバイスはありましたか? 怪我だけは絶対にしないように、そしてさせないように、ってことですね。相手が人であれモノであれ、パンチもキックも当ててはいけない。僕が普段やっている武道……空手なんかだと当てるのがあたりまえなので、上手に力を抜いて寸止めしつつも、迫力を失わない塩梅を探るのが難しいと思っています。 ――二度目の舞台とはいえ、また全然違う挑戦になりそうですね。 キャストが豪華すぎるので、全員が舞台に立っているだけでも絵になると思うんです。みなさんがそれぞれ役に入り、セリフの掛け合いをして、アクションをしたら、いったいどんなことになっちゃうんだろう……と想像するだけで興奮します。僕だって、観客として観てみたいくらい(笑)。でも、その中に役者として立てることが今は何よりうれしいですし、不安だけれど、全力でぶつかって自分に出せるベストをその都度提供していけたらなと思います。何か一つでも、観てくださった方がプラスの感情を持ち帰ることのできる舞台になるように、精一杯つとめます! 【Profile】 藤岡真威人/Maito Fujioka 2003年12月28日生まれ。東京都出身。2020年3月、SEGA60周年プロジェクトアンバサダー「せが四郎」に就任し、俳優デビュー。以降、ドラマ『恋に無駄口』『テッパチ!』『クールドジ男子』などに出演。映画『仮面ライダービヨンドジェネレーションズ』では、父・藤岡弘、が演じた本郷猛/仮面ライダー1号を演じ、大きな話題に。2023年8月、ミュージカル『浜村渚の計算ノート』で初舞台。『西遊記』では、紅孩児役を務める。