伊東勤氏が日本シリーズ総括「3戦目の勝利は1勝以上の重みあった」DeNA・東と戸柱を絶賛
西武、ロッテの監督を歴任した伊東勤氏(62)が自身のYouTube「110チャンネル【伊東勤】」を更新。DeNAの26年ぶり日本一に終わった日本シリーズを振り返った。 伊東氏が全6試合の中でポイントに挙げたのは第3戦だった。 「1、2戦は予想通りソフトバンク打線が点を取って2連勝したが、3戦目に東(克樹)投手が先発して抑えた。この3戦目の勝利は1勝以上の重みがあった」 2連勝で本拠地に戻ったソフトバンクは4連勝する勢いだったが、東が7回1失点で見事に止めた。 伊東氏は「その後にケイ投手、ジャクソン投手が完ぺきに抑えたのも東投手が相手のウイークポイントを攻めながら自分のいいボールを投げていったから。怖がらず投球したことが後のピッチャーに勇気を与えた」と説明した。 東投手とともに名前を挙げたのは全6試合でマスクをかぶった戸柱恭孝捕手。「戸柱捕手も大胆に3戦目から山川選手にまったく隙を与えなかった」と、敵の主砲を3戦目以降ノーヒットに抑えたリードを称えた。 そして、DeNAの勝利を「打線がいいと言われていたが、バッテリーを含めた守りの野球で26年ぶりの日本一になった」と総評した。 伊東氏は日本シリーズは敗れたがソフトバンクのレギュラーシーズン、CSの戦いぶりを称え、最後に「今年1年間、プロ野球を盛り上げてくれた両チームに感謝したい。お疲れ様でした」とシーズン最後まで死力を尽くした両チームをねぎらった。