ラミレス&筒香との交流、メガネびいき、最も会いたい人…“ピッチ外でも超攻撃型”太田宏介の素顔を丸裸に!最後に自ら愛称を命名
「よくベイスターズの試合に行きましたね」
愛する地元クラブ、FC町田ゼルビアの一員として、史上初のJ1昇格を達成――。現役ラストイヤーに野望を成就させた名左SB、太田宏介へのインタビューは今回が最終回だ。 【インタビューPHOTO】「底辺中の底辺からスタート」した太田宏介が愛する町田で有終の美!“幸せを運ぶエンジェルレフティ”を直撃 少年時代の秘話から、計348試合に出場したJリーグでの思い出、海外挑戦、日本代表への偽らざる想いなど、あらゆるテーマで根掘り葉掘り訊いてきたなか、最後はピッチ外での素顔に迫った。 ――◆――◆―― ――選手時代、オフの日はどう過ごしていましたか? 「独身時代はとにかく色んな職種の人と会っていました。家族ができてからは、子ども中心の生活です。奥さんと2人だった時は、とにかくアクティブに。日帰りで北海道に行って海鮮丼を食べて帰ってくるとか、とにかくアクティブに行動していました。今はカフェだったり、子どもも楽しめるようなところに行っています」 ――趣味は? 「なんだろうな…ゴルフも好きだし、カフェを巡るのも好きだし、子育て、育児も大好きだし。趣味っていう趣味はないかもしれないですね。子育てにしておきますか。趣味じゃないか(笑)」 ――サッカー以外のスポーツは見ますか? 「野球が好きです。よく見に行っていましたし、大好きです。(アレックス・)ラミレスさんに良くしてもらっていたので、よくベイスターズの試合に行きましたね。筒香(嘉智)君からもユニホーム、帽子、バッティングの時の手袋を貰いました。この前、僕の息子がそのバッティンググローブを公園でキーパーグローブとして使っていて、『駄目だよ!』って(笑)」
バイブルは「アツさんから貰ったユニホーム――」
――試合前に聴く、お気に入りの曲はありましたか? 「試合前はあんまり音楽を聴かなかったです。『おぎやはぎのメガネびいき』とか、ラジオを聴いたりしていましたね」 ――バイブル的なものはありますか? 本でなくても、映画やドラマだったり、“刺さる”1本。 「ネガティブというか、気にしたりする性格ではないので、ちょっと弱った時に見るとか、そういうものは全くないです。ただ、横浜FCを退団する時に、ずっとお世話になっていた三浦淳寛さんから、『自信と過信は紙一重』って書いたユニホーム貰って、そのユニホームを目に見えるところに飾り続けてきたんです。だから僕にとってのバイブルは、アツさんから貰ったユニホームと、そこに書かれた言葉かもしれないですね」 ――最後の質問です。もし誰でも会えるなら誰に会いたいですか? 「だいぶ会ってきたので、誰だろう…。今、もう大人になって、周りもみんな忙しくて、予定を合わせて全員で会うのがなかなかできなくなってきているので、家族、親戚一同、1つの場所に同じ時間で集まりたいですね」 ――◆――◆―― これにて45分のインタビューは終了。ただ、1つだけ貰っていなかった答えがある。中盤に投げかけた「自分で太田宏介のキャッチコピーを付けるなら?」に対する答えだ。 「すっごい無茶ぶりですね(笑)。考えておきます」と一旦後回しにしていた左足のスペシャリストは、改めて数秒考えた後、満面の笑みでこう口にした。 「幸せを運ぶエンジェルレフティ」 取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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